会いが一つ ページ25
いきなり福沢さんから離れ、ドアへ急いだAさん。
その顔はとても嬉しそうだった。
福『…はぁ』
福沢さんはため息をひとつ吐くと、顔を引き締め、いつも通りの表情になった。
といっても、『旦那』というオーラがあるが。
バンッ!!
全「!?」
慌ててドアへ目を向ける。
乱『Aー!!』
全「!!」
勢い良く飛び出してきたのは、乱歩さんだった。
Aさんのとこの乱歩さんだ。
『乱歩さん!!』
二人はお互いに向かって走り、熱く抱擁した。
『あぁ…良かった…っ』
乱『今までずっとAが居なかったから寂しかったんだよ!?』
涙を流し、Aさんの目を見つめた乱歩さん。
可愛いな。
『ごめんなさい…俺も乱歩さんにとても会いたかったです…』
乱歩さんの頬を両手で包み、涙を親指で拭いている。
乱『もう絶対離れないでっ』
『えぇ…絶対にっ』
二人はまた熱く抱擁して、そして、
全「!?」
乱『…ふふっ』
『約束のキスです…』
…キスをした…。
えぇ、しちゃうんだ。
福沢さん……あ、何ともなさそう。
公認なんだな。
なら別に良いか。
…って、なんか上から目線だったな今の。
申し訳ねぇ。
乱『なら僕からも!』
そう言って、今度は乱歩さんからAさんにキスした。
『…ふふっ』
乱『再会のキス!』
『』ブシャッ
おおう、綺麗な鼻血。
鼻血はキラキラと光、やがて消えていった。
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碧(プロフ) - わしもじゃ…病んでれ書こう思うたらどうしてもギャグになってしまうんや…(涙) (2017年7月7日 7時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» 病んでれ上手く書けるようになりたい… (2017年7月7日 7時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - 病んでれは、美味ぞ (2017年7月7日 1時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - 咲希さん» …すまぬ (2017年7月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» ……あ、うん(冷めた目) (2017年7月2日 20時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈佐 | 作成日時:2017年6月28日 22時