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愛が一つ ページ4

「なっ、なに!?なんで!?え!?顔っ、えっ!?」


『ごめんて』


めっちゃ驚いてるこの世界の俺を、立たせてあげた。


…俺よりは、低いな!


良かった良かった。


「ぇ……え……?」


放心状態である。


『そんな驚かせるつもり無かったんだ』


うわぁ、びっくりした!、で終わると思ってたから。


椅子から転げ落ちるとは…。


『改めて、こんにちわ』


「こ、こんにちわ…?」


『あ、おはようございますか』


「…そうですね」


『おはよう』


「おはようございます…」


ちゃんと礼はしてくれるんだな。


良い子じゃ。


乱「…嘘でしょ…」


『!』


おぉ、乱歩さん…!!


相変わらず可愛いねぇ。


だけどこの世界の乱歩さんは他の人とは驚きの表情が少し違った。


乱歩さんの表情には、悲しみが混ざっていた。


なんでかねー。


乱「…っ」


『!』


乱歩さんは俺から目を離すと、この世界の俺を見つめた。


それも涙目で。


そして下を見て、どうやら、唇を噛み締めた。


少しだけ、俺にはそう見えた。


…なんだろ。


『…乱歩さん、少しお話しませんか』


全「!?」


乱「ぇ…」


『大丈夫です。お話をするだけです』


周りの人が硬直している中、俺は乱歩さんに近寄った。


乱「…分かった…する」


『ありがとうございます』


乱「!」


全「!!」


乱歩さんの背に手を当て、応接間に向かった…。









『…改めて、挨拶しますね』


応接間で向かい合うように座った俺達。


乱歩さんとこの距離で何かをするの、初めてかも…。


『乱歩さんはもう既に気付かれたと思います』


『俺の名前は福沢A。福沢さんの妻です』


乱「分かってるよそのぐらい!!」


『!?』


えぇええ!?いきなり怒鳴られたんだけど!?


乱歩さんにこう怒鳴られるの初めて…。


…この乱歩さん、俺の初めてめっちゃ奪うな。


恐ろしい子っ。

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(プロフ) - 咲希さん» どっちもだ(キリッ) (2017年6月27日 3時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» どっちのだwww (2017年6月26日 23時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ショタの夢主めっちゃ見たい← (2017年6月26日 22時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 咲希さん» 大丈夫,僕もそんな咲希さん嫌いじゃないよ★← (2017年6月24日 22時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» おい、棒読みバレてるからな(ΦωΦ) (2017年6月24日 22時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈佐 | 作成日時:2017年6月18日 18時

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