検索窓
今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:44,357 hit

会いが一つ ページ26

Aさんの傷は異能からか、既に消えていた。


そして織田作さんの傷もAさんが直した。


『強情だからこうなるんですよ』


織『お前が強情なんだろ』


『全く…』


織田作さんの血を吸い込んだティッシュをゴミ箱に捨てたAさん。


『もう痛くありませんか?』


全「!」


織田作さんの唇に指先で触れ、再度聞いたAさん。


…過保護素質あるんじゃ…。


『痛いのなら冷やさねばなりません』


織『いや、もう大丈夫だ』


『そうですか、分かりました』


指先を離したAさん。


太「過保護だねぇA」


『…ぇ?』


『過保護ですか?』


全「わぁ…」


全くもって知らなかった、という顔をしたAさん。


無自覚か…。


織『A、お腹が空いた』


『…そろそろお昼ですね、うずまき行きましょうか』


織田作さんがAさんに片腕を上げた。


その腕を掴み、織田作さんを立ち上がらせ、腕を自分の肩に回した。


俗に言う、負傷者に肩を貸すような体制。


『俺達はうずまきでお昼にしますが、皆はどうするんです?』


太「私達もうずまきにしようかな」


太宰さんの一言で、皆うずまきに向かった…。









『あ、作之助さん手拭きましたか?』


織『まだ拭いてない』


『全く、ちゃんと拭かないとダメですよ』


そう言って、織田作さんの手を取り、濡れタオルで手を拭いていったAさん。


全「…」


…やはり、過保護なのでは…。


うずまきに来て、注文を済ませ、今は待ち時間。


おばちゃんに「あら?Aちゃんが二人…」って驚かれたよ。


違う世界の俺ですよー、って言ったら「イケメンねぇ!」とAさんの背が叩かれた。


Aさんはおばちゃんの手を取り、『いつもAがお世話になってます』と、


本当の兄みたいに言った。


「Aさんが兄なら、どうなるんでしょう…?」


偽装ではなく、実際に。

会いが一つ→←会いが一つ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
設定タグ:文スト , 男主 , コラボ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 咲希さん» どっちもだ(キリッ) (2017年6月27日 3時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» どっちのだwww (2017年6月26日 23時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ショタの夢主めっちゃ見たい← (2017年6月26日 22時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 咲希さん» 大丈夫,僕もそんな咲希さん嫌いじゃないよ★← (2017年6月24日 22時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» おい、棒読みバレてるからな(ΦωΦ) (2017年6月24日 22時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:奈佐 | 作成日時:2017年6月18日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。