【文スト】こんな事になりました。【自作コラボ】

会いが一つ ページ24

『全く…っ』


頭を抱えたAさん。


その顔はとても疲れている。


織田作さん、凄い扱いされてるな。


てか、ぐでり過ぎでしょ。


『…ん？』


全｢…？｣


いきなり顔を上げ、織田作さんを見たAさん。


織田作さんはお腹を抑え、床に座り込んでいる。


Aさんが織田作さんに近付いた。


織『！』


『…』


織田作さんの首元に顔を埋め、何かしている。


『…貴方自分でファブリーズ出来たのですね…!!』


織田作さんから離れ、パチパチと拍手しながらそう言ったAさん。


｢…え、ファブリーズ？｣


『そう、いつもカレーしか食べないからさ。服に匂いが移って洗濯が大変なの』


全｢!?｣


｢Aさんが洗濯してるんですか!?｣


『そうだよ？』


太｢な、なんで…｣


『だってこの人自分で動かないし』


全｢…｣


｢…｣


…なんで動かないんだろ…。


織田作さん、スパダリなのに…。


織『この人じゃない、作之助君だ』


『はいはい、作之助君』


織『…ふふ』


『なに照れてるんですか』


織『いやー、可愛いなぁと』


『はいはい』


『ぐえ』


Aさんに覆いかぶさった織田作さん。


『A〜、助けろ〜…』


｢すいません…織田作さんが幸せそうなんで無理です｣


織田作さんがほわほわと花を飛ばせてるのでね。


ちょっと織田作さんクラスタとしては邪魔できん。


『この織田作さんクラスタめ』


｢面目無い｣


織｢…ははっ｣


｢！｣


後ろから織田作さんが俺を抱き締めてきた。


織｢お前は本当俺が好きだな｣


｢好きですよー！｣


織｢ははっ！｣


むぎゅっ、と力を込められた。


幸せ…。

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