3話 ページ4
私が女であることはエミリーさんとウィラさんしか知らない。だから私が寂しがらないようにとちょくちょく女子会に誘われて参加をする。
のだが....。
看板にはばばんっと【Aの女子会報告会】とでかでかと書かれてある。
主催はもちろんエリス。
「....なんで毎回毎回報告会しなきゃいけないんだよ...」
「そりゃぁ、お前。男のくせしてなぁにちゃっかりと女の輪入ってんだよ！羨ましいぞ！」
おぉ、流石エリス。素直だな。
「俺は男だからこうゆうことは勿論良くないと思っている。....で、どうだった？」
「アユソ....お前もかよ」
「なに、お前ら気になってる女子とかいんの？」
「い、いやぁ？わかんないなぁ？」
「俺は嫌いな女の子なんていないさっ」
「エリスお前嘘下手かよ。女子会報告会よりもエリスによる男子会開きたいぐらいだわ」
そう言うと周りの男子はぶんぶん勢いよく首を縦に振った。
「で、誰が好きなの？」
「流石にそれは悪趣味だろA...？」
ニヤリと口角をあげてほくそ笑い、エリスに顔を近づけて問い詰める。
「.......A！そうエリスをいじめるな」
「げっ、サベダー居たんだね...」
「さっき来た。って、んだこれ？女子会報告会？」
「そうなんだよサベダー！こいつらうちのこと取り囲んで意地悪するんだー！」
状況を把握していないサベダーに助けを求めて縋りつくと、周りの男子の顔が一気に青ざめる。
「んだよそれ....」
「サベダ〜っ！！うわーん....！」
サベダーは子供を落ち着かせるようにぽんぽん、と頭を撫で、小さくはぁ...と溜め息をついた。
「めっっちゃ気になるな！つか、お前なにちゃっかりと女の輪入ってんだよ！」
「だよなナワーブ ！お前分かってんなぁ！」
え。
予想外の言葉に思わずぱっ、とサベダーからすぐさま離れる。
「サベダー.....お前.....信じてたのによぉ...」
「.....A？」
「あなたには失望しました。さようなら」
「あ、おいA！」
「ばーかばーかあんぽんたん！」
「いや餓鬼か....！」
「餓鬼ですみませんね！」
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もち米(プロフ) - コーヒー牛乳さん» ありがとうございます！！毎度毎度遅い更新ですが、これからも暖かい目で見守って下さると嬉しいです<(_ _)> (2020年1月26日 2時) (
レス) id: 5a315ec41b (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー牛乳 - ﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝ!!!!好き！読んでてすごく楽しいです！ (2019年11月8日 23時) (レス) id: a8a10a0263 (このIDを非表示/違反報告)
もち米(プロフ) - 良い名前。さん» コメントありがとうございます！こちらこそ嬉しいお言葉に感激しています故、喜んで頂けてこちらこそ光栄でございます。まだまだ稚拙な部分等もあるかもしれませんが何卒よろしくお願いします！ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 5a315ec41b (このIDを非表示/違反報告)
良い名前。 - コメント失礼します。いつも更新される度に愛読させて貰っています。とても面白い内容や洗礼された文章に感激しコメントを書かせて貰った所存です。これからも一ファンとして応援します。長文失礼しました。 (2019年7月22日 23時) (レス) id: 82517cb034 (このIDを非表示/違反報告)
もち米(プロフ) - 読む専さんさん» そう言って頂けて嬉しいです...!!ありがとうございます。 (2019年7月16日 17時) (レス) id: 5a315ec41b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち米 | 作成日時：2019年7月15日 20時
