【Dr.X】入院生活も案外悪くない

カルテ２ ページ3

「どうでもいいけど、とにかく安静にしてること」

いいね？


小さな子供に言いつけるように人差し指を前に立てて言う佐々木さん

そしてほんの少し前かがみになっているせいか、いつもより近い距離にある顔



うっはぁ…
なんでこんなにお肌綺麗なの？睫毛も長いし、ほんの少し骨ばった長い指は綺麗だし？
何より大きな瞳は可愛くて、こんなの男に必要ないだろっていう

彼の実年齢なんて知らないけれど、見た目だけだと成人してるかどうかすらわからない容姿をしているので正直そこまで歳上って感覚はない

ついでにいうと佐々木さんはイケメンの部類に入るものの、どちらかといえば美青年、みたいな
かっこいい、より美しい、みたいな
いや、やっぱり可愛い？


…そんなかんじである

本当、黙ってれば惚れたのに




…おっといけない
最近1人で考え込むことが多く、ぼけっとしてしまう

いまだこちらをむっと見つめて人差し指を立てている佐々木さんに、笑顔で返事を返した


『はいはい』

「はいは一回、でしょ」

『はーい』

「伸ばさない」

「はい」


→→→→→→→→→→→→→→→

ここでちょっとした説明

【椎名A】
→この小説の主人公
→もちろん女の子
→一応16〜18歳の高校生設定
→骨肉腫(小児ガンの一つ)を患っている


【佐々木 碧】［ササキ アオイ］
→国立高度医療センターの看護師
→美青年
→サドっ気有
→とにかく美青年

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はやく大門先生出したい(真顔)

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