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3話魔法を教わろう！ページ5

｢さぁ、まずは基本よ。ソウルを起こすようなイメージよ。｣
ソウルを…起こす…
起きろ…起きろ…朝(かどうか分からないけど)だぞ起きろ…
起こしてるイメージをしていると、体がぽかぽかしてきた。
｢体、ぽかぽかしてきたかしら？…なら次は、光の玉を作ってみましょう。イメージを大事にね。｣
光の玉か…
目の前に、光の玉があるイメージをする。
目の前が少し眩しい、ような気がする。
｢出来たわね。それが魔法の基よ。それで色々な魔法を作り出すの。試しに1つ作ってみましょう。｣
おっしゃ来たコレ！！一番やりたかったヤツだよー！！
｢光の玉が、変化するイメージよ。形は大事ですからね。｣
うーん…何にしようか…
うーん…あ！弓矢！弓矢にしよう！
光の玉が弓矢になるのをイメージする。
｢！凄い！凄いわ我が子！流石よ！｣
どうやら出来たみたいだ。
私の目の前には、青緑の光りを帯びた、弓矢が浮いていた。
｢試し射ちしたい！｣
性能が気になる。一体どんな感じなのだろう？
｢分かったわ。的を用意して来るから、ちょっと待ってなさいね。｣
そう言ってトリエルﾏｯﾏは去って行った。
｢それにしても、本当に出来るなんて！｣
弓矢をペタペタと触りながら、他に何か出来るか考えた。
あ、そういえば、私の持ち物…
青緑のシュシュと、薄い本…それとスマホと充電器とイヤホン…
生きていくには充分な装備だね！
｢戻ったわよ我が子！｣
トリエルﾏｯﾏが的を持って戻って来た。
｢それじゃあ、これに向かって射ってみてちょうだい！｣
｢分かった！｣
えっと、弓矢ってどうやるんだっけ…
矢を糸といっしょに引っ張って…的に向かって…
hOI！
パシュッて良い音なったな…
｢お見事！流石だわ我が子！これならきっと外に出しても大丈夫ね！でも基本は話し合いよ？分かった？｣
｢はーい！｣
これからが始まり、だね！