3. 自立した女、卒業します ページ4
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「いいよな〜女は”楽”で。」
「それな。着物着てるだけで、男からもチヤホヤされるわ大目に見てくれるわ。」
「俺だったら、めちゃくちゃ露出しまくるけどな〜」
「あっはは！その方が色々使えそうだよなァ。」
あー、耳障り。
非常に耳障りです。
周りの女性のお客さんも
皆さん、怪訝な目を向けている。
「あ？んだよ。見てんじゃねェよバカ女共！！」
「いった！離してよ！！！」
「うっせーな！大人しくしろこのアマ！」
男は女の人の手を強く引っ張る。
「女は黙って、着物着てしおらしく男の後着いてくればいいんだよ。」
ぷっつん。
私の中で何かが切れた。
風雅、真純。
そして私たちの会話を周りで耳にした皆さん。
ごめんなさい。
自立した女、
今日で卒業します。
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結構席遠かったはずなのに、
いつのまにか男たちのテーブルの上に立っていた。
風雅や真澄が私の名前を呼んだ気がしたけど、
そんなの知らない。今の私には関係ない。
「あん？なんだ坊主、やんのか？」
「こんなお子ちゃまがやれんのかよ」
男衆は高笑いしていたけど、
私は構わず、テーブルの上に置いてあったお冷を
頭上からかけてあげました。
「ぐっ！つめてっ！！！…んのやろォ！！！何しやがんだ！」
「とうとう俺たちのことを怒らせちまったらしいなァ！」
目の前にいるチンピラが吠えてきたけど、
微塵も怖くなくて、小さい時に母親が言ってた、弱い犬ほどよく吠える。という言葉は本当だったんだなとあ、と今更実感する。
「っ！てめぇ！聞いてん『いいですよねー男の人は。』あぁ！？」
『男だと何かと有利でしょう？朝の身支度だって簡単だしお化粧しなくてもいいしセクハラも受けないし男ってだけで見下されないしトイレも立って出来るし。』
『それに比べて女の人は朝の身支度大変だし自分にあったお化粧見つけるの大変だし生理は毎月来るし妊娠しても頑張るのは女の人だし。あ、あと、結婚しても苗字変えるのは決まって女の人だし…いや、婿養子という手もあるけ「ゴチャゴチャゴチャゴチャうっせぇな！！何が言いてぇんだ…っ！？」
言い合える前に私は男の胸ぐらを掴んでいて。
いつもの私だと考えきれない行為だった。
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4. 着物は男の為に着てるんじゃない。→←2.自立した女に私はなる！！
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夢充(プロフ) - 美結菜さん» コメントありがとうございます…！めちゃくちゃ励みになります🥺かなりのろま更新ですがこれからもよろしくお願いいたします！！ (2023年2月22日 0時) (
レス) id: f5e7298e17 (このIDを非表示/違反報告)
美結菜 - とても面白いです！続き楽しみにしています！ (2023年2月9日 23時) (レス) @page13 id: f842e5f119 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢充 | 作成日時：2021年1月16日 14時
