【🎲】腐った果実 。【続編】

【 青 × 紫 】 ページ8

「青がヤンデレ or 彼シャツ」とのことでしたのでどっちも書こうかと思います◎
ヤンデレは大好物なので全然書けちゃう。

あ、リクエストされる時にバッドエンドでもいいかどうか書いてくれたら助かります！(急)

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｢ねぇ、ちょっといい…？｣


『どうしたん？』


｢なんか、最近ずっと誰かに後をつけられてる感じがして…｣
｢怖くて、堪らないんだけど……どうしたらいいかな、｣


『……え。ストーカー？』


すごく怯えた顔で相談してきたから何かと思えば、結構重要な話だった。
顔は青ざめ、目の下にはクマ。よっぽど悩んでいるのだろう。

というか、そんなこと心配しなくていいのに。



『んー、俺が見てる時はそんなやつおらんねんけどな……？』


｢……え？｣



だって、俺が初兎のことを四六時中見つめてるから。守っているから。
何時に起きたかも、何時に寝たかも、昨日の帰り道だって。
ずっと見てたけどそんなやつは1人もいなかったし、いたら捻り潰してやる。



『え？なんでそんな怖い顔してんの？』


｢え、…ま、まさかやけど…俺の後つけてるのって、まろ…？｣


『いや、俺をストーカーなんかと一緒にすんなよ…』




『俺はただ、毎日初兎が心配やから、ずっと守ってあげてるだけやん』

『朝は気付かれないようにおはようって、帰り道もずっと見守ってる。』

『初兎も嬉しいやろ？自分のことをこんなに愛して、守ってくれてる人がいるって』



初兎が心配。

誰にでも笑顔を振りまいて、色んな人を期待させて、＿＿＿＿。
いつか誰かに襲われてもおかしくない。だってほら、こんなに可愛い。
顔を青くして、ふるふると震えて、今にも泣き出しそうで。

俺が守ってあげなきゃ、きっと誰かに捕まってしまうだろ？



『やからほら、今日も安心して帰ってええよ』
『例えストーカーなんてやつがおったら……』



『 ＿＿＿＿ 潰してやるから。な？安心して？』


｢や、やだ、まろっ……こわいっ…｣


『…あぁ、そうやよな、怖いよなっ…』
『だぁいじょうぶ、俺が守ってるから。』


｢やだ、ちがうっ…！！｣


『……あぁ、なんならもうずっと一緒におる？』



がちゃり、家の鍵を閉める。
これでもう、初兎はストーカーなんかに怯えなくてすむから。

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自覚ないストーカーっていいよね？
すごく納得いってない。

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