俺が守るから。 (ページ45)

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心配ページ45

【龍太】

廉が家を出ていってから俺は心配やった。

廉「ただいまー。」

龍太「おかえりー。」

廉「なあ、じーこに会いに行ってきてもええ？」

龍太「おん。ええけど、顔見せてくれるのかわかんよ？」

廉「ええよ。それでも。」

龍太「そっか。」

いつもの廉に戻っていたことに俺は安心した。

ホンマによかった....。

廉は康二の部屋に行く前に立ち止まった。

廉「やっぱり兄ちゃんも一緒に来てくれへん？」

龍太「ええよ。」

廉「ありがとうな。」

廉は康二の部屋をノックした。

廉「じーこ、入るでー。」

廉が声を掛けても声はかえってこなかった。

俺は嫌な予感がした。

龍太「廉、康二の部屋開けてええよ。」

廉「お、おん。」

俺の真剣な眼差しに廉は少し驚いていたけどすぐに開けてくれた。

龍太「康二！」

廉「じーこ！」

俺らの目に写っていたのはベットから落ちて不規則な呼吸を繰り返す康二の姿だった。