俺が守るから。 (ページ13)

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“龍太くん“と呼ぶ理由ページ13

【龍太】

取り合えず、廉のことを寝かせてリビングに来た。

俺がソファーに座ると康二が隣に座ってきた。

康二「....龍太くんは俺のことどう思っとるん？」

龍太「康二のこと？んー、廉と一緒で一番大切な存在かな。」

康二「俺が龍太くんと血が繋がっていない事実を気にしたことってある？」

龍太「最初の方は少し抵抗があったけど今は全然。俺の本当の弟やで。」

そう、康二は俺と廉とは血が繋がってないねん。

この事実を廉は知らんのや。

龍太「実はな、今まで康二にも黙ってたことがあんねん。もちろん、廉にもな。」

康二「なんや？」

龍太「今年の母さんの命日に言おうと思ってたんやけど、康二には先につたえとくわ。」

康二「....？」

龍太「実は廉と康二と俺は全員、母さんと父さんとも血が繋がってないんよ。」

康二「え....それ、ホンマに？」

龍太「信じたくないかもしれんけどホンマのことやねん。黙っててごめんな。」

康二の目には涙がたまっててなにかを言い返したそうやった。