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雅side
その日はたっぷり寝て、翌日。
熱を測ってみたら37.2℃と微熱に下がってた。
翔「相葉くん体調どう？」
雅「もうだいぶ良くなったよ。ほら」
体温計を翔ちゃんに見せる。
翔「ほんとだ、結構良くなったな」
雅「ねえ翔ちゃん、にののところ行ってもいいでしょ？」
翔「うーん…わかった。でもまだ微熱あるんだからちょっとだけな。俺も今からにののところ行くから一緒に行こ」
雅「ありがと、翔ちゃん！」
隣のにのの部屋に行くとまだ寝ているようだった。
翔ちゃんがにのを起こさないように体温計を挟んであげる。
聞くと昨日はかなり熱が高かったらしい。
熱下がってくれてるといいんだけど…
ピピピッ、ピピピッ
翔「下がってない…」
雅「えっ…」
体温計を見ると38.5℃。昨日とほとんど変化がない。
するとモゾモゾと布団が動き出した。
俺たちの話し声で起きてしまったみたいだ。
雅「にの起こしちゃったね、もう少し寝てなよ」
和「相葉さん…？熱、あるんだから、寝てないとだめでしょ…」
雅「俺はもう微熱だから大丈夫！ていうか、にのの方が熱高いんだから説得力ないよ…」
和「そっか…ふふ」
弱々しく笑ったにのはまた眠ってしまった。
こんなに弱っているニノを見るのも久しぶりだった。
翔「相葉くんももう一回寝てきな？」
雅「はーい……」
本当はにののそばに居たかったけど、俺も完全復活までとはいかないからしぶしぶ部屋に戻った。
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作者名：Xion_シオン | 作成日時：2022年2月20日 9時
