BigHitのつれないあの子、2

原因はあの子、 ページ8

『いや、あの、まだ先って話でしょう？』










最近、ユンギヒョンと一緒に仕事をしているらしいAさんは僕らのところにいることが増えた。


もちろんテレビの収録とかにはついてこないけど会社にいるときは近くにいる。












『いや、無理です。』











そして僕達がダンスの練習してる横で多分パンPDと電話している。

僕は水を飲みながら横目でそれを見ていた。










JK「最近Aさん忙しそうですね…。」


TH「うん。仕事たくさんもらってるのかも。」










パンPDのことをメガネダヌキとか呼んでる時点であの子はすごい。


9月に入ってより一層忙しくなった僕ら。



でも、Aさんもだいぶ忙しそうだった。











『…ユンギさん、ごめんなさい。行かなきゃいけくなりました。』








電話を切ったAさんは申し訳なさそうにユンギヒョンにそう言った(ユンギヒョンにだけツン少なくない？)。









YG「いいよ。サビ完成したら送って。」


『はい。お疲れ様です、。』










そう言って足早に僕らの元をあとにした。









JH「最近本当に痩せちゃったようだけど？」










きれいなブロンドだった髪もプリンになりかけている。美容室に行く暇すらないのかな。










YG「…ストイックだしな」


JN「うちのソングライターってそんな忙しいんだ。」











少し前にジョングクがあの子はうちのソングライターなんですって教えてくれた。



最初こそみんな驚いていたけど、今ではすっかりそれらしく見える。










NJ「心配だね。」


TH「…指が、窪んでて関節のところの骨が出てるんですよ。」










テヒョンアは自分の指の関節3つをトントンとして言った。



マスクをしてるから顔は見えないけど目だけ見てもくぼみができているから相当痩せたんだと思う。











JN「半月前はもう少し元気そうだったんだけどね。…なんか、心配。」



JK「親戚の子を見てる"おじさん"の気持ちですか？



JN「…なんかいい気はしないけど、あながち間違いでもないね。」











ユンギヒョンは渋い顔をしていた。









JM「ヒョン？大丈夫ですか？」


YG「ん。」











Aさん、ご飯食べれてないのかな。


またみんなで集まればご飯食べてくれるかな。


それのためだったら多分みんな喜んで時間を開けてくれると思うよ。
















心配だよ、Aさん。

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