SILVER EYES 【LEVI】 (ページ38)

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選抜ページ38

『話とはなんですか？』

｢あぁ…お前を俺の班に入れたいと思っている｣

Aは思わず間抜けな声を出しそうになったが持っていたティーカップをテーブルに戻し居直した

『入れたのではなく入れたいと思っているんですか？他の班員は選抜し決定して事後報告をするんですよね？』

リヴァイに選抜された者は拒否権こそないが反対する者は居なかったと言っても初代リヴァイ班はペトラ達であって今回の話は２代目の為そんなに班員選抜の規範というものは確立していなかった

｢確かにお前以外は決定したし後々言い渡すつもりだ…だがお前は分隊長だろう分隊員だって居ることだからな
それに班員に並兵士以上の役職兵士を選抜するのはお前が初めてだしな｣

Aは分隊長としても一兵士としても活躍し統率力戦闘力に長けている兵士を鼓舞するのも上手い為 Aが居るだけでも士気が上がっていた

『助力します』

｢そうか…ではお前は俺の補佐役に着いてくれ以前より班員は多いしなお前は現場をまとめるのが上手いときいた｣

『分かりました尽力します』

｢特作班での補佐だけじゃねぇぞ｣

その言葉に理解が追いつかなかったAは首を傾げてリヴァイを見た
リヴァイも揺らぐことなくAの瞳をを見つめていた

｢調査兵団兵士長の補佐だ｣

『…エルヴィン団ちょ｢了承を得ている｣』

｢頼む｣

Aは椅子から立ち上がりリヴァイに体を向け右手拳を心臓位置にあてた

それは誰よりも気高く清廉な心臓を捧げる敬礼だった

『調査兵団第５分隊長A・ヴォルフレイヤリヴァイ兵士長の思慮を受け止めその御提案に感謝しお受け致します』

それを見たリヴァイは立ち上がり同じく敬礼をした

｢感謝する｣