SILVER EYES 【LEVI】 (ページ33)

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壁 VI ページ33

突如聴こえた爆音と吹き荒れる爆風によって数名が吹き飛ばされた
Aも吹き飛ばされたがアンカーを壁に刺し持ち堪えた

『超大型及び鎧の巨人！！』

壁上に上半身だけくっつける様に姿を現した超大型巨人がユミルともう一人を攫い口腔へと放り投げた

鎧の巨人は巨人化したエレンと戦闘している為 Aとハンジは超大型巨人を集中して攻撃しようと決めていた

『叩き潰される！！総員壁から飛べ！！
戦闘用意！超大型巨人を仕留めろ！』

｢人類の仇だ！一斉にかかれ！！｣

項に数名のアンカーが突き刺さり一斉に削ぎ落とそうとガスを噴き出した瞬間
凄まじい熱風によりアンカーも抜け軽い火傷を負った者が数名居た

｢また消える気か？｣

｢いえ今回は骨格を保ったまま蝋燭のように熱を発し続けています
立体機動の攻撃も出来ません！｣

『中身が出てくるまで待つしかないな』

超大型巨人の前後にハンジが班を振り分けた
Aの班は超大型巨人の背後先頭に位置した

『いいか？奴らを捕らえることはもう出来ない
殺せ最早人間の脅威だ躊躇うな』

｢｢ハッ！｣｣

待つ事数分巨人の雄叫びが聴こえ辺りは騒然とする

『巨人を呼んだのか！？』

｢分隊長！周囲には見当たりません！｣

『じゃあ何だ！？…超大型への合図だ!!!』

するとビキビキと音を鳴らしながら超大型巨人の身体傾いてきた
熱を発生しながらの為応戦出来ずに居た

『下に居るエレン達の所に落ちるぞ！！』

普通の巨人より質量のある超大型巨人はそのまま壁下に向かって真っ逆さまに落下した

『ハンジさんッッッ!!!』