SILVER EYES 【LEVI】 (ページ18)

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出会い Ⅱ ページ18

案内されたのは少し小さめの談話室だった
というよりは個人で使う様な一室の真ん中にテーブルが置かれ２つ椅子が置いてありソファー炊事場があった

リヴァイは炊事場でお湯を沸かし自前のティーセットを用意し
温かい紅茶を２つのカップに濯いだ

｢気の毒だな大方あいつの暴走を止めるために来たんだろう｣

と紅茶をAに渡しながら話を切り出した

『ありがとうございます… まぁそんなものです
こうしてリヴァイ兵長と会話するのは初めてですね分隊長を務めてます A・ヴォルフレイヤです』

｢あぁ俺は…言うまでもないな｣

『勿論です』

｢トロスト区の件でのお前の戦闘見事だったな｣

『大したことではないですよ』

｢いやあれだけ戦闘能力が高いというのに隊が離れているだけで情報が来ていなかったエルヴィンの野郎も教えてくれりゃあ良かったものを…｣

『兵長にそんな事を言われる日が来るなんてましてやこうして紅茶を入れて下さる日が来るなんて思ってもみませんでした』

｢俺だってそうだ｣

普通であれば緊張してまともに話せない場面であろうが
Aは物怖じするタイプではない為平然と話せていた
それをリヴァイも快く思っていた様だった

｢あいつのあの様子だと朝まで続きそうだが…どうするつもりだ？｣

あいつとはハンジの事だろうと察した
ハンジは巨人の話を始めると時間と我を忘れて語り出す
気付けば数時間経っている

『そうですねぇ…エレンのまさかの発言で暴走を止める事も出来なくなって…このまま帰ろうかと思ってます』

｢こんな夜にか？｣

『はい』

｢此処で夜を明かせ部屋は俺の隣の部屋が空いているベッドもあるからそこを使え｣

『え…？はいありがとうございます！』

何故こんなことをするのだろうと疑問に思ったAだったが厚意に甘えて泊まることにした

｢あぁ｣