希望 �� ページ16
審議が続き いよいよ調査兵団に案を問われる番となった
｢はい 調査兵団13代団長 エルヴィン・スミスより提案させて頂きます
我々調査兵団は エレンを正式な団員として迎え入れ 巨人の力を利用し ウォール・マリアを奪還します 以上です｣
｢ん？もういいのか？｣
｢はい 彼の力を借りればウォール・マリアは奪還出来ます 何を優先すべきかは明確だと思われます｣
｢そうか…因みに今後の壁外調査はどこから出発するつもりだ？ピクシス トロスト区の壁は完全に封鎖してしまったのだろ？｣
駐屯兵団 ドット・ピクシス司令 酒豪で女好きだが エレンには肩入れをしている人物の１人だ
｢あぁ…もう二度と開閉出来んじゃろう｣
｢東のカラネス区からの出発を希望します シガンシナ区までのルートは一から模索しなければなりません｣
様々な異論が飛び交い エレンを圧迫していくのが見て取れた
しかし ハンジ含めA達は ただ見ている事しか出来ない
そして これから どんな制裁が待っているかも 知っていた
｢｢いいから黙って 全部俺に投資しろ!!!｣｣
刹那 傍聴の柵を飛び越えていたリヴァイが エレンを蹴り飛ばした
そこからは一方的な暴行が始まった
｢これは持論だが…躾に一番効くのは痛みだと思う
今お前に一番必要なのは 言葉による教育ではなく 教訓だ｣
｢エレンの巨人の力は不確定な要素を多分に含んでおりその危険は常に潜んでいます
そこでエレンが我々の管理下に置かれた暁にはその対策としてリヴァイ兵士長に行動を共にしてもらいます 彼ほど腕が立つ者ならいざという時にも対応出来ます｣
結論
｢エレン・イェーガーは調査兵団に託す
しかし…次の成果次第では再び此処に戻ることになる｣
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作者名：Polaris | 作成日時：2018年8月2日 20時
