それは獣のような ページ9
＊
はじめから、分かっていた事だ。彼らは親しき仲間と再会した。ポジション的に誰おま状態である私は、本来ならば役目を終えたら快く見送るのが筋というものだろう。……それなのに。
――私は何故、此処にいる?
_____
黙って拠点を去る訳にもいかず、少し離れた所で大人しく待機していたのだが。
｢伏せて下さい!!｣
夜襲されるなど、タイミングがいいにも程がある。想定の範囲内だった事は間違いないが。
………そうだったとしても、だ。
｢武器を使って国を守る仕事に興味は無いか?｣←
｢……は?｣←
この状況はなんだというのか。
_____
さながら、燻る灰のようだと思った。
その瞳を爛々と輝かせ、彼は口元を釣り上げる。あたかも、その姿は新品の玩具を持たされた少年そのものである。
決して逃さない、とでも言うように。両の眼は、依然として逸らされる事は無かった。
｢…あの、何か……?｣
｢おっと、これは失礼。｣
私が声をかけるまでずっと。視界には、私しか捕えていなかったのだ。
――逃げられない。
第六感が告げていた。
やがて、私は静かに片膝をついた。
｢命を懸けて戦うこと――この身をもって証明してみせましょう。｣
｢つまりは、忠誠を誓うと?｣
｢…ご自由に解釈下さい。｣
息を呑んだのは誰だったか。
これが吉と出るか、凶と出るか。
結末は、未だ知る由もない。
____
その場に居合わせた仲間の一人は、｢現代人が咄嗟にあんなポーズとるとは誰も思ってへんやろ」と供述しており((
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うゅ - いつまでも更新待ってます！ (2019年7月6日 2時) (
レス) id: cb2d6bad92 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - もふまる。さん» ありがとうございます！好きなものの組み合わせは最高ですよね！ (2019年6月13日 1時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
もふまる。(プロフ) - わぁお。好きなもの×好きなものは最高だな。続き待ってます！ (2019年6月13日 1時) (レス) id: 3071cca8f8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - うゅさん» ありがとうございます…!!ようやく初コメが!!((好みだと思って下さって本当に嬉しいです！更新頑張ります！ (2019年3月24日 14時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
うゅ - 初コメ失礼します! こういうのめちゃくちゃ好みです! 更新がんばってください！ (2019年3月24日 13時) (レス) id: 147b122877 (このIDを非表示/違反報告)
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