memory 3 ページ3
キュキュッ
ダンッ
「しゃあっ！」
「ナイスキー！」
ああ、好きだ。
シューズが床を擦る音、
トスを上げる時の音、
レシーブの音、
ボールが床に打ち付けられる音。
私はバレーをしないけど、皆んなと同じくらいバレーが好きである自信がある。
私自身少しやっていたしね〜。
全部 飛雄の影響だけど。
『あっ、清水さん、私ボトル洗いますね。』
清「いいの？ ありがとう、お願い。」
『いえいえ。』
あ、ちなみにもう気づいてる人いるかもしれないけど、飛雄と私は幼馴染だ。
家が近くて、親関係もあったので小さい頃からよく遊んでいた。ただ１つ問題だったのが、
「何をするか」だった。
なぜって、私は
『ボトル重い……めんどくさい…』
こんな感じなのね。(自分から言った癖に)←
なるべく体力使わない方を選択するのね。本読むとかゲームとか、音楽聞くとか。
でもさ、飛雄はさ、バレー馬鹿だから。
あっ、いい意味でだけど。
どうしても遊びの方向性は違うわけです。
でも、色々やろーぜって言ってくるスポーツの中で、唯一私が大好きになったのが……
『よしっ！ボトル洗い完了〜！』
「一本ナイッサー！」「ナイッサー！」
ダダンッ！ ピッ！
「しゃあっ！」
「ナーイス日向ー！」
バレーだった。
私が人生で1番衝撃を受けた、至高のゲーム。
見るのもやるのも好きだけど、疲れたくないから大体 見る専門。
見てるだけでいいの。
だってバレーやったら、
「生きたい」って、思っちゃうから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：描木 ーえがきー | 作成日時：2019年4月25日 17時
