検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:564 hit

# ページ3

※本編に戻ります

gr said




幹部の皆にAを紹介するとなると騒がしくなった。


我々の軍では珍しい女性幹部だ。


興奮してしまうのも分かる


だが、あの男はなんだ


チーノは何故寝ている


議会は起きてる事が多いが今日は珍しい。


俺はワイワイ盛り上がる中議会を終わらせ、チーノを呼び出す



gr「チーノ」


ci「はい?」



奴の名を呼ぶと、居眠り男が反応する



gr「少しいいか」


ci「何ですかグルさん」


gr「何故今日の議会で寝ていた」



奴は俯き、口元が緩む



ci「俺、知ってるんすよ」



何がだ。Aを知ってると言うのか



ci「俺、W国に来る前にとある村に住んでたんすよ


そこにAさんって方が居たんです」



成程。その理由であれば今日の議会が退屈だったのも分かるが...


俺が考え込んでいても奴の話は止まらない



ci「あまり接点はなかったんすけど、何度かお話しした事ありますよ


その時にはもう無愛想でしたよ


笑顔もなかったすもん


それにしてもグルさんに似てましたよ


金髪で、赤い瞳してて、けど、儚い顔してましたね


何か叶ってない事があったと思うんすよね


少し小耳に挟んだ話なんすけど、Aさんって...」




gr「もういい。聞きたい事は聞き終わった。


仕事に戻れ。」




「そうですか」そう言って去っていく奴の背中を見て、Aが来るのが怖くなってきた。



俺が知ってる幼い頃のAはもう居ないんだ。


俺とAが疎遠して約8年の月日が経つ。


もうAは成人しているだろう。


Aが幹部として迎え入れるまで、残り1ヶ月







_________________________

Ci side



議会終わりにグルさんに呼び出される。


なんかしたっけと思いつつ向かおうとすると、ショッピくんが、


Shp「今日の議会寝てましたよね?それで呼ばれたんじゃないですか?」



と煽り口調で言ってきた。


今度の手合わせで痛い目に合わせてやろう。



グルさんは俺に何故議会で寝ていたか尋ねてきた。


理由は勿論、彼女の説明など必要なかったから。


グルさんはもう何年も会ってないらしい


なら、俺の方が一応最近に会ったという事だ。



彼女自身からグルさんの話を聞いた事がある。


彼女は『もう会うこともないと思う。


私があの国に徴兵されるまでは。


強制連行される。役に立つ人は。


貴方も連行されるかもね。』



そう言って、立ち去られた。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←1.出会い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:Wrwrd , 軍パロ
関連タグ:らっだぁ運営 , zm , sha , ut , ら運営 , 実シ兄者
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:慄華 | 作成日時:2020年10月12日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。