【十二大戦】辰と巳と妹と【断罪兄弟】

プロローグと ページ1

『なぁ、知ってるか？あの干支十二家の断罪兄弟』


『あぁ、知ってるに決まってんだろー』


『専ら敵に回すとやべえって噂だぜ？』


『何言ってんだよ、敵に回すとやべえのは妹の方だって』


『妹ぉー？妹いんのか、あいつら』


『まぁでもあの兄弟顔はいいからなぁ…妹の方も可愛いんじゃねぇか？』


『うわ、出たよ。てめぇ、狙ってんなー？』


『バレた？ガハハハハ』


『面白そうな話してんなぁー？女の話かぁ？』

『楽しそうだな、俺様たちも混ぜてくれよ』


あれ？と思った時には遅くていつの間にか兵士達の息の根は止まっていた


あの双子の妹の話をしたことが死因と言っても過言ではないだろう


「あーあ、妹ちゃんに会いてぇなぁー」

「だな、元気してっかなー！」



これは辰と巳と妹の話

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