第三十六話、なぜに ページ38
と、喧嘩をする目の前の方々を見て
あることに気付いたジェイド。
おや、と小さく声を出す。
それが耳に入ったルチウスは彼の方へ顔を上げた。
また顎に手を当て、
裏のありそうな笑みを浮かべて彼は言う。
「前言撤回させていただきましょう。
少し喧嘩はやめた方がいいですね」
その意味がわからず、
トレイン先生は顔を顰めている。
因みにルチウスも頭にハテナを浮かべている。
見ていたら分かりますよ、とだけ
一人と一匹の彼らに言う。
その後、コツコツ、と靴音を響かせながら
ジェイドは彼らの方へ寄って行った。
………………
「皆様、一旦落ち着かれてはどうですか？」
騒いでいた俺ら四人を止めたのは一人の響く声。
四人がその声の方へ目を向けると、
目の前にいるこの駄犬の双子だ。
見た目は似ているものの性格は真反対だなと改めて感じる。
「はぁ？ ジェイド、何様のつもりだよ」
かなり苛ついている様子のもう一匹。
この
いつもよりも余計に周りが見えなくなるらしい。
苛ついているフロイドを一瞬だけ睨むジェイド。
すると睨まれたフロイドはその威圧感に押され、ハッとした表情をする。
それきり、別人のように黙り込んでしまった。
「別に僕も喧嘩をされるのは別にいいのですが、
彼女の睡眠を邪魔するのはどうかと思いまして」
そう言われて、全員の視線がこちらへ向く。
つられて見ると、スースーと静かに寝息を立てて寝ていた。
その様子に何人かはため息をついている。
それは俺も同じだ。
「「何で寝れたんだ」」
と、驚いたことにアズール・アーシェングロットと声が揃った。
「……誰が連れて行く？」
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凛雪(プロフ) - ヒバナさん» いつか来るってわかってたけども帰れ← お気に入り登録はありがとう← (2020年7月11日 21時) (
レス) id: b7b3ee48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒバナ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったのと、凛雪の好み詰め込んでんなぁって思ったのとヴィル様出してくれてマジ感謝←お気に入り登録しとくね〜← (2020年7月11日 21時) (レス) id: 4ed4c826df (このIDを非表示/違反報告)
凛雪(プロフ) - ゆきなさん» 本当ですか！？ 私もフロイド好きです！ 性格など頑張りますね。 (2020年4月17日 9時) (レス) id: 21ba262ac5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - フロイド好きです！ (2020年4月17日 2時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
凛雪(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！ ラギー君です！ 口調とか頑張ってます… 読んで下さりありがとうございます！ (2020年4月16日 16時) (レス) id: 58b35323d4 (このIDを非表示/違反報告)
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