第二十三話、召喚されてしまう ページ25
今回、可能な限り人と話したくない私の予定はこうだ。
トレイン先生へ質問してからすぐにバイトに行く。
たったそれだけ。そう、それだけだった。
質問したのは良かった。順調だった。
なのに
「あの、リリア様」
「ん？ どうしたA」
「なぜ私がここに呼ばれたのでしょうか」
現在、ディアソムニア寮内の大広間に来ております。
リリア様によって勝手に召喚されました。
召喚された場合、良いことは起きない。
いつも通り定期的に起こるレオナさんとマレウス様との喧嘩らしい。
「一応聞きます。なぜそれが私を召喚した理由に…？」
「お主、わかっていながら質問しておるじゃろう？ いつも言っているではないか。
あの二人の喧嘩を止められるのはお主のユニーク魔法のみよ」
「うぅ……」
魔法での私闘は禁止である。が、
この二人はバレなければ問題ないと考える方らしい。
毎回魔法を使おうとしている。
その度に私が召喚される。この繰り返し。
「リリアさ……！？」
今驚いたのはシルバーさん。
先程までセベクという一年生を止めていたが、
一旦落ち着いてこちらを振り向いたところ。
いつもとは姿が違う為に誰かわからなかったらしい。
Aです、と一言言えば、いつの間に？と驚きながらも一礼される。
シルバーさんは二年生なので、何回か会ったことがある。
基本的にここに呼ばれたときのみ。
恐らくまだ喧嘩中の二人は気付いていない。
現在必死にリリア様の後ろに隠れているから。
「あーあ…今回も始まっちゃいましたねぇ……Aさんもお疲れ様ッス」
「！？？！？」
急に肩にポン、と手を当てられて体が跳ねる。
振り向くとハイエナの彼がいた。
男装している私に気付いたのは匂いからだろう。
やはり嗅覚が鋭いらしいです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 607人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛雪(プロフ) - ヒバナさん» いつか来るってわかってたけども帰れ← お気に入り登録はありがとう← (2020年7月11日 21時) (
レス) id: b7b3ee48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒバナ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったのと、凛雪の好み詰め込んでんなぁって思ったのとヴィル様出してくれてマジ感謝←お気に入り登録しとくね〜← (2020年7月11日 21時) (レス) id: 4ed4c826df (このIDを非表示/違反報告)
凛雪(プロフ) - ゆきなさん» 本当ですか！？ 私もフロイド好きです！ 性格など頑張りますね。 (2020年4月17日 9時) (レス) id: 21ba262ac5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - フロイド好きです！ (2020年4月17日 2時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
凛雪(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！ ラギー君です！ 口調とか頑張ってます… 読んで下さりありがとうございます！ (2020年4月16日 16時) (レス) id: 58b35323d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
