小指に絡めて ページ40
「…ん。」私が目を覚ますと、リーマスは隣でぐっすり眠っていた。
昨日はけっこう飲んでたもんね。それに仕事で疲れていただろうし。
あ。もともと朝は弱いって言ってたっけ。
私は朝ごはんを作るために寝室から出て、一階に降りる。
4人で暮らしていた時はそこまで広いとは思わなかったのにな。
今は2人だからとても広く感じる。でもまあ、あと数ヶ月もしたら4人か。
スープとサンドイッチを作り終えると、様子を見に寝室に向かった。
相変わらずリーマスはぐっすりと眠っている。
しばらく見つめていると急に愛おしい気持ちが溢れて、リーマスの唇にチュっと軽く口付けた。
すると腕を引かれて、そのままベッドの中に引き込まれる。
「まさか寝込みを襲われるなんて思わなかったよ。」とリーマスは言って、私に口付けた。
「起きてるなら言ってくださいよ…！びっくりしたじゃないですか。」と私は言う。
「ハハハ。ユーリが可愛くてついね。」なんてリーマスは言ってきた。
「もう！そんなこと言ってないで早く朝ごはん食べましょう。」と私は言って、ベッドから降りる。
「釣れないなぁ。」とリーマスは言いながら、体を起こした。
2人揃って一階に降りて、朝ごはんを食べ始める。
こうやってまた、大切な人と一緒に過ごせる日常がとても嬉しい。
「そうだユーリ。結婚式どうする？」とリーマスが聞いてきたので、私は思わず聞き返した。
「結婚式だよ。2人が産まれたらするだろう。」とリーマスは言う。
お兄ちゃんの喪中だったり、2人ができたことでバタバタしてたもんね。
「ユーリのウェディングドレス姿、楽しみだなぁ。」とリーマスは微笑んで言う。
「リーマスのタキシードも楽しみですよ。」と私も言った。
「でも、2人が小さすぎるうちは少し心配です。」と私が言えば、
「なら、ハリーが卒業したら結婚式をあげよう。」とリーマスは言う。
「そうですね。賑やかになりそうだなぁ。」と私は微笑みながら言った。
「じゃあ、約束。」と言って、リーマスは小指を差し出す。
私も自分の小指をリーマスの小指に絡めて約束ですよ、と微笑んだ。
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黒バイ(プロフ) - しらす。さん» 私もやってます！ (2018年5月7日 21時) (
レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 黒バイさん» そうです！ (2018年5月7日 21時) (レス) id: 83696c3d48 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - ハリーポッターのゲームというのは携帯アプリのことですか？ (2018年5月7日 16時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 霧崎さん» 私の作品を読んでくださり、ありがとうございます。そういうことを言って頂けて、本当に嬉しいです。無理しないように頑張ります。 (2017年12月29日 23時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎(プロフ) - この作品の柔らかな雰囲気が心地よく、好きでした。いつまでも待っていますので、無理をなさらないようにしてください。 (2017年12月29日 1時) (レス) id: 6ee8c035df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年7月30日 20時
