赤ずきん ページ19
『おーいリーマス。どこにいるんだ？』と少し遠くの方から声が聞こえる。
『ここだよー。』とリーマス先輩は手を振った。
『リーマス、こんなところにいたのか。』と黒髪で長髪の青年が言う。
『あれ？リーマスその子は？赤ずきんちゃんみたいね。』
綺麗な赤毛の女性はそう言った。そう私が赤いローブを羽織っているからだ。
『ふふふ。もし私が赤ずきんちゃんなら、狼さんを探さなきゃ。
私を幸せにしてくれる優しい狼さんをね。』私がそう言うと、みんなは驚いたみたい。
『なんで狼？食べられるかもしれないよ。』とリーマス先輩は怖い顔で言った。
『え？狼さんは優しくてかっこよくて、赤ずきんちゃんを守ってくれるんだから。
それに私は絶対に食べられないよ。だって私は…。ううん。なんでもない。』
私はそこまで言って、口を閉ざす。危ない危ない。
白狐なんて言ったら捕まっちゃう。
するとみんなは顔を見合わせて、私を見つめる。
なんだかバレそうな気がして、私はフードを被った。
『えっと。私何か変なこと言ったかな？』と私が聞けば、みんなはかぶりを振る。
『とりあえず、みんなの名前教えてくれるかな？』私は話題を変えた。
『私の名前はリリー・エバンズ。よろしくね。』
赤毛の女の人、リリー先輩はそう言ってにっこり笑う。とても綺麗な人だな。
『僕はジェームズ・ポッターだ。よろしく。』と、
黒髪で眼鏡をかけたポッター先輩が言った。
『俺はシリウス・ブラックだ。』かなりのイケメン。さぞかしモテるんだろう。
ブラック先輩は短くそう言った。
『僕はピーター・ペテグリューだ。よろしく。』
ペテグリュー先輩は少し笑ってそう言う。
『君の名前は何て言うんだい？』とリーマス先輩は私に聞いた。
『私の名前はユーリ・ビアンカ・クリスティって言うんだけど、
スティラって呼んで。…お母さんと名前が似てるから。』
『じゃあスティラちゃん。よろしくね。』とリリー先輩はあの可愛い笑顔で言う。
でも年上の人に可愛いって失礼かな？まあいいか。
これが、私と悪戯仕掛け人たちとの出会い…。
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しらす。(プロフ) - naonao0618さん» ありがとうございます。そんなことを言っていただけてとても嬉しいです。これからも頑張ります！！ (2017年8月10日 23時) (
レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
naonao0618(プロフ) - いつもしらす。さんの小説読ませていただいてます！これからも素敵な作品を期待してます！ (2017年8月10日 23時) (レス) id: bef9213f35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年7月29日 15時
