青のSP ～愛を求めた少女～ 2 (ページ27)

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9話15 ページ27

岡部side
～予備校にて～

勤める予備校の塾長に呼ばれて塾長室に足を運ぶと、塾長が俺を睨んでいた

岡部「失礼します。塾長、何か御用ですか？」

塾長「今日の昼、警察が事情聴取に来たそうだね？」

岡部「えっと、それは、、」

木島校長が逮捕されたことで事情聴取を受けていたことのようだった。

塾長「いや、内容は同席した事務長から聞いてるよ。まさか君が生徒へのセクハラで学校を辞めてたとはね」

塾長の口から思いがけない言葉が飛び出したのだ。あの件がなぜ、、

岡部「すいません、隠すつもりはなかったんですけど、」

塾長「おい、どの口が言ってる？あっただろう、隠すつもり！」

岡部「申し訳ありません！」

声を荒らげた塾長に慌てて謝るも、｢もう遅い｣といわれた。

塾長「立ち聞きしたうちの生徒たちがSNSで情報を拡散させてる。早速親からもクレームが来たお前を辞めさせなきゃうちの子を辞めさせるそうだ。

お前はクビだ、今すぐ出てけ！」

岡部「そんな、、！塾長、私もうすぐ結婚するんです、今仕事失うと困るんですよ！」

塾長｢私にはそんなこと、関係ない！」

塾長の肩を掴み泣きつこうとするも、｢さっさと出てけ！｣と追い出されてしまった。

俺は途方に暮れて歩いていると、スマホがなった。画面を見る表示されたのは婚約者の名前だった

岡部「もしもし、美希か？」

婚約者「この変態教師！あなたのせいで私までネットで晒されたじゃない！」

岡部「えっ、？」

婚約者「ゆるさないから、！」

そう言われて電話は切れた、俺は仕事と愛する人を一気に失ったのだ。

全て失いしばらくすると、どうしようもない怒りが込み上げてきた。

すべて、すべてアイツらのせいだ！！

仕事も婚約者も失った部屋で暴れ散らし、写真立ては割れ部屋は滅茶苦茶だった。もう残された道は一つしかない

俺は設計したデータを基に向き合うのは3Dプリンターだった。しばらくして完成品を手にした時、想像以上の出来に思わず笑みが零れた。