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コネシマ
「俺は『孤独死』した」
「ぇ……」
突然始まった彼の話に、弾かれた様に顔を上げた
コネシマさんは始終楽しそうに煙草を吸いながら話していて…
そんな軽く話して良いものなのか…
よく分からなくなってくる
コネシマ
「孤独死にも種類ってか状況にも数多の理由があったりするわけや
殺人ではない、病死か…それとも寿命なのか、事故死なのか…いつの間にか知らず食った毒なのか
…俺は何も分からんまま、山奥で死んだ」
「山奥…」
山奥だと確かに山で起こりうる病気
年齢が重なっていれば寿命
落石や雪崩、足元の崩落などの事故死
食材を現地調達したが故の…なんてこともありうる
コネシマ
「何も信じられんまま逃げた先で一人寂しく死んだ
何も分からない場所で、ただ一人…な」
立ち上がったコネシマさんが此方に
フゥッと煙ごと息を吹き出した
目や鼻奥に感じる痛み
涙が出て来て目を閉じる
呼吸した口が煙のせいでか苦しくて口を押さえる
顔を振って落ち着いた気がしたと時に目を開けると
私は何もない空間の様な場所に座っていた
突然だった
真っ暗な空間で…何もない場所
しかも…声が出ない
ただ私がいるだけ
………やばいかもしれない
これがコネシマさんの能力であるのなら…特に
死んだと同義にでもなるのか
咄嗟に走るが、右も左もない黒い空間
いつ壁があるかも分からない
目を凝らしても先のない空間
怖い、と思うのは必然だった
コネシマ
「ええ顔するなお前」
「ッ、」
小さな悲鳴に近いが、突然声が出た
そして走った先にはコネシマさんがいて…
コネシマ
「『孤独』の感情はこうして力になったワケや
此処で進む時間と向こうで進む時間はちょっとずれてコッチの方がゆっくりや
けど…なんも心配ない
この世界に入った俺以外のもんは、全部そこにあった存在ごと周囲の記憶から消える」
くは、と吐き出す様に笑ったコネシマさんの笑みは
随分と歪んでいるものだった
コネシマ
「まるで生きる世界が別…まぁ此処は別世界なんやけども
この世界にいる俺とお前を知る奴なんて…ちゃうな
お前を知る奴なんて向こうにはもう居らん
誰も探すことすらしない
お前の事は俺以外だーれも知らん」
なぁ、どうする？
だなんて意地の悪いを通り越して悪趣味に近い質問が投げられた
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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