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「…特に向こうへの執着はないんですけど、強いて言うならミズチ…さっきの蛇さんに未練くらいですね
覚えてないなら、良いんですけど」
コネシマ
「…………」
コネシマさんが真顔で、大股で歩きながら近付いてきた
顔は綺麗だが険しく鋭い目をしているので
真顔で来られるとナマハゲ云々より怖い気がする
「ゔっ」
目の前まで来たコネシマさんに、両頬を掴まれて上を向かされた
目が必然と合うのだが…その目は途端に歪んだ笑みを浮かべた
コネシマ
「ホントは早く出たいやろ
強がって寂しい目ェするお前は…綺麗やな」
スゥ…と周りの暗闇が溶けるように消えていって
黒い空間がなくなり
ついさっき座っていた場所の目の前に立っている状態だった
コネシマ
「もっと、楽しませてくれ」
とても楽しそうだ
恐ろしい、という感覚を味わった後…なんとも言えない虚無感と寂しさを味わった
その直後にこう目の前で楽しそうにされても
理解出来ないものである
なんか、変な感じだ
コネシマ
「あぁ、それでええ…
死ぬなら俺に殺させろ、ええか、絶対やぞ」
「ッ……痛…」
コネシマ
「初めてやからなぁ…痛いんかコレ」
ジリジリと右手の甲に水色の模様が浮かぶ
コネシマさんが離れてもそれは続き
出来上がったのは
十字架と縦線の入った円状のマーク
円状に見せるのは蔓のような模様
「なん、ですかこれ…」
コネシマ
「俺から贈与する許可の印や
俺のもんですよ〜って」
いつから貴方のものになったと言うのだ
しかも痛かったし
コネシマ
「まぁ俺から伝えとくし、最悪色で分かるやろ」
なんだか、許可を得た気分にならない
遊ばれて楽しいと思えたおもちゃに名前を書かれた
そんな気分だ
コネシマ
「俺以外に殺されんなよ」
「っ…」
話はそれで終わりだ
許可を得たのだから、次へ行かないと
「ありがとう、ございました」
コネシマ
「いえ〜
あぁせや…次のステージ行くのは飯食ってからでええんやない？
殴れる元気くらい付けておくとええわ」
んじゃーな、と手を振られる
部屋を出るまでがまるで流れ作業だ
此処に執着はないから良いのだけど
…食事で殴れる元気をつけるってなんだ
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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