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オスマン
「まず初めにその蛇はグルッペンが言ってた謎の蛇で間違いないんやな？」
「おそらく」
オスマン
「ならええか…どうぞ、紅茶です」
パチンッと鳴らされた指
同時に目の前に現れる中身の入ったティーカップとケーキスタンド
「ありがとうございます」
オスマン
「いいえ
それで、何しに来たん？」
「契約というものをして、この世界に命を繋ぐことができると聞かされ…その契約対象、引き止め役が私でも良いかと許可を得に」
オスマン
「グルッペンが皆まわれって言ったんやもんな
契約者をバラバラにして人数を増やしても、良くないから」
あぁ、何かデメリットがあるのか…
それなら各自とは思っていたが…やっぱりそうしないだけの理由があったみたいで…
オスマン
「聞かされてなかったか…
我々が現界したのは同時で…最もその前から霊体的な存在はあったけど、それは保育器に入れられた赤子みたいな状態
生命はあれど我々としての意識はない
それが準備の整った時、同時に現界して
意識も記憶も取り戻してこの場にいる
要は一心同体に近いもので…あまりに力を分散させた場所に置くと、支柱のないビルみたいに強い力も周囲に影響を及ぼしながら崩れていく」
それは神様から聞いた話なのだと、オスマンさんは近くにあった小さな、家庭祭壇と思わしき物を見た
オスマン
「神の思し召しに従い、我々の欲を認め…その欲深き業を捨て去り己の体を捧げる想いで祈りなさい」
「…？」
オスマン
「人が救われるために、『助けて』の言葉だけで神に願うなど烏滸がましいことであることすら人々は気付かないのです
貴方も欲に汚れている」
サングラスはとても不釣り合い
その神聖さを醸し出そうとする状況を、サングラス一つが全て押さえ込んでいる
オスマン
「そうやって…アヤちゃんも愚鈍な信徒に作り上げてやろうって思ってたのに」
はぁ、と溜息をついたオスマンさんは座ったまま机に足を上げた
オスマン
「蛇で全部計画が狂ってもうた」
苛立ちを隠さない表情で、彼はそう吐き捨てた
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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