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「………ミズチ？」
トントン
「あ…」
素早く寄ってきた…多分ミズチ…
いやミズチが…体に登ってくる
首の後ろを回って肩の近くに体を置くにしても、腕や胴にも体を巻き付けないと足りない長さになってる
あ、重い…
歩くことは全然できるけど、はっきりした重みが加わった
これは肩が凝りそう
トントン
「大丈夫なん…？」
「大丈夫です…」
聞くところによると、ミズチは昨日の夜からこんな感じらしく…
ミズチが即座に噛もうとするものだから、噛まれないように必死になるばかりだったそうだ
「あの、オスマンさんって爬虫類苦手だったり…」
トントン
「どうやっけ」
しんぺい神
「覚えとらんなぁ……」
「…んん……」
きゅう、としっかり巻きつかれて離れない
尾先の方は太ももの方まで伸びる
「大きくなったね…」
しんぺい神
「怖くないんや」
「はい、特に」
このまま行こう…
「噛んじゃだめだからね？
よし、行ってきます！」
はーいと2人分の返事がバラバラに聞こえて、私はオスマンさんの元へ向かうことにした
ミズチは相変わらず重い
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
トントン
「…普通置いていかん？」
しんぺい神
「俺のとこ来た時からいるし、心の拠り所なんやて」
トントン
「………ふぅん…てかあの蛇マジでなんや、夜のうちにあんな…」
しんぺい神
「ゾムも知らんって言ってたんよなぁ…」
＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿
四度ノックをして、落ち着いた深緑のプレートがかかった扉の前で待機する
？
「どちら様あ"ッ！？」
少ししてガチャリと扉が開いたのだが…
出てきたフェズを被った…聖職者のような男の人、オスマンさんは私を見てギョッとした
やっぱりダメか
オスマン
「いや、はッ、ぁ？」
「驚かせてすいません
私は候補者の…」
オスマン
「ちょ、待っ……
それはわかって…あぁ…クッソ…」
「蛇は…嫌いですか？」
オスマン
「誰やって出会い頭にんなでかい蛇巻いてたらビックリするやろ、ここ蛇カフェちゃうんやぞ」
くそ、と悪態ついてオスマンさんはその聖職者の様な装いにサングラスをかけて扉を足で押さえて開けた
オスマン
「気勢殺がれたわ…どうぞ」
途端の威圧感
それはトントンさんの時に匹敵するものだった
オスマン
「ほら、入ってええよ？」
その笑みが恐ろしかった
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シロ(プロフ) - とても面白かったです！続きも楽しみにしてます！！！ (2021年10月16日 22時) (
レス) @page50 id: a4ad6ae738 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！！！！！更新まってます！ (2021年10月16日 15時) (レス) @page50 id: b410cfc145 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 白瀬妖さん» はい！頑張ってください！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: dbadc04c4b (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - mottsarerachizuさん» 楽しんで頂けているのでしたら幸いです。この調子で続けさせていただきます。ご協力ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
白瀬妖(プロフ) - 桜華さん» 改善ページに追加で記載させていただきました。ご協力の方ありがとうございます。 (2021年10月11日 18時) (レス) @page36 id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
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