six years ago -8 ページ30
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小動物みたいな目が私の言葉を気にするように私に向けられている。
「ええっとその…相葉さんみたいに素敵な人にプロポーズされたのに断る人なんているんですね。私だったら絶対断らないのに」
「……ほんと？」
「は、はい…」
悲し気な声と共に相葉さんの顔がこちらを向いた。
隣の二宮さんがニヤニヤと口元に隠し切れない笑みを湛えている。
ワインに口をつけたと思ったらすかさず口を開いた。
「だよなー？俺もAちゃんに同意。あいつ止めとけば相葉さん」
「ニノってそれを相葉ちゃんに言いたいだけだろ」
「あれ、バレました？」
大野さんの言葉にペロっと舌を出した二宮さんはとぼけたように言った。
ひょいと肩をすくめて「んふふ」と笑みを漏らす。
相葉さんの様子を窺うと困ったように眉を下げて笑っていた。
気分を害したとかいうわけじゃなさそうだから、こんなやり取りは彼らにとって定番らしい。
「いやでも、俺しかいないって感じだから……」
「騙されてんじゃないかと思うけどねぇ俺は」
自信なさげに呟く相葉さんに二宮さんはまた容赦もすることなくそんなことを言った。
そう言えば去年も似たようなやり取りをしていたような気がする。
「あの、おかわり要りますか？ワイン」
そこで空気を断ち切るように翔くんが立ちあがった。
手は空になった二宮さんのグラスを示している。
「あー、じゃあもらおうかな。よろしく翔くん」
「かしこまりました。大野さんと相葉さんは？」
「俺ももらおっかな」
「俺、赤に変えるよ。ついでにトイレ行ってこよ」
翔くんがワインを取りに動き出す横で相葉さんは急ぎ足にダイニングスペースを出て行ってしまった。
ふとこちらを振り返った藤堂さんに「なんかあった？」と聞かれたけれど、「いえ別に何も」と返事をするのが精いっぱいだった。
ブーと携帯が鳴ったのはそんなときで、私はこれ幸いとダイニングスペースを抜け出した。
廊下に出てから通話ボタンを押す。
「もしもし潤くん？どうしたの？」
『ああA、スキー行かねぇ？』
「え、スキー？また急だね」
『明日雪の予報だろ？積もりそうだし、今年のうちに行きたいなって』
私は夕方見たニュースの天気予報を思い出した。
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iCHiKA(プロフ) - ともさん» ですよね〜。姿がわからないからこそ、みたいなところもありますので想像しながらモヤモヤしていただけたらと思います、笑 (2021年2月28日 22時) (
レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 相葉ちゃんの奥さん…めちゃくちゃ気になる(￣▽￣;) (2021年2月22日 22時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
iCHiKA(プロフ) - ともさん» ともさんいつもありがとうございます！ですよねー、私もそう思ってます。いずれ変化もやってくるので、そのときをぜひのんびりお待ちくださいませ。 (2021年2月15日 20時) (レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - あぁーもぉー相葉ちゃんを悲しませる様な彼女とは別れちゃえば良いのに！にのちゃんの言うように…相葉ちゃん振り回され過ぎ… (2021年2月13日 8時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iCHiKA
| 作成日時：2020年12月25日 12時
