six years ago -3 ページ25
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長野と山梨の境目にある八ヶ岳。
私の実家はその山間で小さなペンションを営んでいる。
「星に願いを」そう名付けられたペンションには去年、今年と二年続けて貸し切りで予約をしてくれているうちにぴったりな御一行様がいる。
今日はその一行の到着の日だ。
バスに揺られること約三十分。
街を出て山をしばらく上ったバスが誰もいないバス停で止まる。
降りるのはたいてい私ひとり。
車内で外していた去年のクリスマスに潤くんからもらったマフラーを巻きなおして外に出る。
途端に山の冷たい風が頬を叩いていった。
「さーむ」
肩をすぼませてバスを見送る。
それから山道をさらに上へと歩き出した。
今頃皆さんはどの辺だろうか。
さっきお母さんから街に入ったという連絡があったってメールが来てたから、あと三十分くらいかな。
まさに今私がバスに乗って通ってきた道をこれから走ることになるのだろう。
やっぱり潤くんと一緒にもう一本遅くしてたら間に合わなかったな。
本当はもう少し一緒にいたかったけどね。
松本潤くん、さっき潤くん本人が言っていたように私の彼氏様だ。
高校一年生だった去年からかれこれ一年ちょっとお付き合いをしているクラスメート。
十二月の後半に貸し切りでうちに泊まりに来る一行とは去年すでに顔合わせ済みだ。
ペンション「星に願いを」は西洋風の小さな小屋だ。
部屋はツインが三つ、シングルが二つで五部屋しかない。
私の自宅はそのペンションの厨房などがある奥のスペースからさらに奥へと渡り廊下でつながっている。
だけど、実質的に玄関になっているのはまさにペンションの入り口だ。
二段の段差になった小さな石畳に上部が丸い木の両開き扉。
取っ手は今年の春に塗りなおしたばかりだからピカピカの金色。
私は勢いよくその扉を開いた。
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iCHiKA(プロフ) - ともさん» ですよね〜。姿がわからないからこそ、みたいなところもありますので想像しながらモヤモヤしていただけたらと思います、笑 (2021年2月28日 22時) (
レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 相葉ちゃんの奥さん…めちゃくちゃ気になる(￣▽￣;) (2021年2月22日 22時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
iCHiKA(プロフ) - ともさん» ともさんいつもありがとうございます！ですよねー、私もそう思ってます。いずれ変化もやってくるので、そのときをぜひのんびりお待ちくださいませ。 (2021年2月15日 20時) (レス) id: ca4476f6fd (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - あぁーもぉー相葉ちゃんを悲しませる様な彼女とは別れちゃえば良いのに！にのちゃんの言うように…相葉ちゃん振り回され過ぎ… (2021年2月13日 8時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iCHiKA
| 作成日時：2020年12月25日 12時
