4話 穂積 ページ4
工藤さんがストライド部に入ってから1ヶ月がたった
工藤さんのお陰で僕たちは凄く成長した
「陸くん、もっと腰落とす、そうすると風の抵抗が少なくなるから時間短縮できるよ」
「腰を落とす、、こうっすか!?」
「そう!!いいね!さっすが一回言えばできちゃうなんて」
その会話がする方を向くと陸くんと工藤さんがハイタッチをしていた
僕は不満が溜まっている、なぜかと言うと
他のみんなは1ヶ月のうちに呼び方が結構変わっているなのに、なのにだ、、僕は一生小日向くんなのだ!!
「あ、小日向くん、私倉庫からトリックの奴とってくるから陸くんと歩くん見ててほしいんだけど」
なぜだなぜなのだ、この差はなんなんだ!
「全然おっけい!だけど1人で大丈夫??あんまり無理しない方が」
そう僕が言うと遮って大丈夫大丈夫〜!なんておちゃらけて言うからそれ以上は何も言えずに今どこまでやっているのかどこが課題なのかのリストのノートを渡された
「じゃあよろしく!行ってくる〜」
駆け足で走っていく工藤さん目にしていると陸くんと歩くんが僕の真後ろにいてびっくりする
「小日向先輩もしや、、」
そう言ってにやにやする陸くんに違うって〜!って言いながら歩くんの後ろに逃げる
「僕もそう感じましたけどねぇ小日向氏?」
うわ、この2人グルだ!!
僕は質問攻めの2人から逃げ回っているとヒースくんにおーいあそんでねぇでしっかりやれ!と言われる
「ん?工藤はどこ行った??」
「あ、今トリック用の物とり行ってますよ」
そう陸くんが答えるとヒースくんは1人でか??と少し眉を歪めた
「どうしたの?なんかあった?」
僕がそう言うといや、と渋ったがすぐに口を開いた
「最近嫌な噂を聞いてな、工藤、あいつ意外とモテるだろ?いや意外でもないか、、なんか変な奴らが狙ってるとかなんとか」
え、何それ
確かに工藤さんは外見も良くてノリもいいしなんか接しやすいから友達も多くその面で勘違いされることも多い
「あ、私もそれこないだ友達から聞きました」
そう口を挟んだのは桜井さんで、なんでも移動教室の時に廊下でしつこく工藤さんに出かけの誘いや彼女になって欲しいとせがんでいたよう
「その時は工藤さんがチャイムなるよって言って終わったみたいですけど、、部活終わって帰るの待ち伏せてる時もあるみたいです」
「てか工藤が取りにいってから結構時間経ったぞ」
「「まさか、、」」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Window | 作成日時:2024年2月20日 19時