冬島隊の万能手 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:882 hit

１ページ3

―NOside―遠征艇―

黒のボブカットの女
が奥に行く。

『理佐ちゃん、隊長は？』

真木「ダウンしてる。」

冬島「うぅ～。」

『相変わらずね～。』

当真「ハハ。」

風間「城戸司令には連絡した、もう少しだ。」

『ありがとうございます。』

当真「酔い止めは？」

真木「飲ませたわ。」

『早くて助かるわ。』

真木「いいえ。」

―数日後―本部―

〔遠征艇が着艇します
付近の隊員は注意してください〕

ガン

鬼怒田「待ちくたびれましたな。」

〔遠征部隊の帰還です〕

中から隊員が降りてくる。

『理佐ちゃん、お願いね。』

真木「了解です。」

―会議室―

風間「これが今回の遠征の成果です。
お納めください。城戸司令。」

城戸「御苦労。無事の帰還なによりだ。
ボーダー最精鋭部隊よ。」

A級1位太刀川隊
「Ｎｏ．１アタッカー」
太刀川慶 (20)

A級2位冬島隊
「Ｎｏ．１スナイパー」
当真勇 (18)

A級2位冬島隊
「Ｎｏ．１ガンナー」
知井愛華 (18)

A級3位風間隊
「Ｎｏ．2アタッカー」
風間蒼也 (21)

鬼怒田「おぉ！すばらしい！未知の世界のトリガー！
これでボーダーのトリガー技術は更なる進化を遂げるぞ！」

当真「鬼怒田さんさ～。」

『？』

当真「遠征艇もうちょいでっかく作れねぇ？
俺、足なっげーからから窮屈で死にそうだったぜ。」

鬼怒田「バカを言え！
あれよりでかいのを飛ばそうと思ったら
トリオンがいくらあっても足らんわい！」

当真「ありゃそーなの？」

城戸「·····さて、帰還早々で悪いが、お前達には新しい任務がある。」

4人が城戸司令を見る。

城戸「現在、玉狛支部にある、黒トリガーの確保だ。」

風間「黒トリガー·····！？」

太刀川「玉狛？」

城戸「三輪隊、説明を。」

奈良坂「はい。」

奈良坂が立ち説明する。

奈良坂「12月14日午前。
追跡調査により近界民を発見。
交戦したところ、黒トリガーの発動を確認。
その能力は「相手の攻撃を学習して自分のものにする」」

風間「·····!!」

奈良坂「その後、玉狛支部の迅隊員が戦闘に介入。
迅隊員とその近界民に面識があったため一時停戦。
その近界民は迅の手引きで玉狛支部に入隊した模様。」

当真「近界民がボーダーに入隊！？
なんだそりゃ！」

『玉狛なら有り得るわ。
元々、玉狛の技術者は近界民よ。』