冬島隊の万能手

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―NOside―

風間「それは三雲自身も分かっている。
そうなる前に手を打つだろう。」

三雲が建物に入る。

綾辻「三雲隊長、雪上戦を嫌ったか建物の中へ！
屋内ならば天候の影響を受けません！」

綾辻「カウンター！止められた！」

風間「まだある。」

犬飼に弾が当たるが、ガード、東隊の2人が乱入、
そして、辻も加勢。

綾辻「屋内戦に5人が集って２対2対１！
有利なのはマスター級、二人を擁する二宮隊か、
それとも手傷を負わせた東隊か！」

加古「有利なのは東隊ね。
場所が狭すぎるわ。あの位置だと、犬飼くんは援護しにくいのよね。
味方を撃つ可能性があるから。」

『銃手が乱戦で援護射撃するには、角度が必要ですからね。』

風間「東隊の奥寺と小荒井は一人一人はそれ程手強くわ無いが、
うち
接近戦の連携のレベルは風間隊に次ぐと言ってもいい。」

2人は風間の方を見る。

風間「組んで戦えば、格上も食える使い手に変わる。」

三雲は戦っている東隊二人、辻を狙う･･･。

風間「そして、何より･･･。」

モニターで三雲が射抜かれる。

風間「･･･そして何より、東隊には、
かつてA級一位部隊を率いた「最初の狙撃手」・東 春秋がいる。」

綾辻「先制点は東隊！東隊長が壁越しに狙撃！
三雲隊長緊急脱出！乱戦は東隊が一歩リード！」

解説がされる。

スナイプ
綾辻「東隊長の壁抜狙撃！
部隊3人の観測データと精細な地形データとの複合オペレーション！
MAP選択の権利を持つ部隊ならではの大技です！」

加古「珍しいわね、東さん。
壁抜きなんて当てにくいからあんまり使いたがらないのに。」

『そうですね。』

戦いが続いていたが･･･。

ドン！

綾辻「雨取隊員、4人まとめて狙ったか！？
しかしこれは全員かわしている！」

知井は目を細めた。

『(自分の意思で撃ったか･･･。)』

雨取が緊急脱出しようとするが･･･。

綾辻「あっと！雨取隊員自発的に緊脱出！しかし東隊長が60m圏内にいる！
これでは緊急脱出できない！」

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