冬島隊の万能手

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―雨取side―

日浦「当真先輩！いいな〜！」

夏目「リーゼント先輩。すんません、ウチの猫が･･･。」

当真「俺のリーゼントに乗っかるとは、違いの分かるネコ助じゃねーの。」

当真先輩はさっきも二人に近づく。

当真「なぁ、ユズル。」

？「訓練始まるよ、当真さん。」

当真「･･･あれ？俺の荷物こっちだけ？」

？「ゴメン、少し移動させた。」

当真「愛華が？」

？「うん。」

当真「ならいいや。」

訓練が始まりm撃っていると･･･。

夏目「リーゼント先輩、外しまくりじゃん、猫おろせばいいのに。」

訓練終了。

雨取「出穂ちゃん、すごく上がったね。」

夏目「動かない的はダイブマシになってきたわ。」

雨取「1位は･･･またナラサカさん？」

夏目「うへぇ何これやっぱバケモンだわ。」

日浦「奈良坂先輩は私の師匠だよ」

夏目「！」

日浦先輩について行く。

日浦「奈良坂先輩〜！」

奈良坂「日浦。」

日浦「さすが、奈良坂先輩。今回もダントツ1位ですね！」

奈良坂「そうでも無いよ、当真さんたちの的を見てみるといい。」

3人の的を見る。
ニコちゃん、星、四角形。

夏目「なにこれ、ムダに正確！」

日浦「最初から点取る気なかったんだ･･･！」

奈良坂「点数だけじゃ実力は測れない。
型にはまらない、「自由な才能」が存在するからな。」

A級2位 冬島隊
Ｎｏ．３狙撃手
個人総合 5位
知井 愛華 (18)

B級暫定2位 影浦隊
狙撃手
絵馬 ユズル (14)

当真「いや〜。頭にネコ助乗っけて狙撃すんのは初めてだぜ。
なかなか新鮮な体験じゃねーの。
奈良坂もやってみ？
楽しいぜ？」

奈良坂「遠慮しておく。」

―NOside―

夏目「ユズルってリーゼント先輩の弟子なわけ？」

少し話し･･･。

ユズル「オレの師匠鳩原先輩と知井先輩だけだ。」

雨取「(鳩原さん･･･。兄さんと一緒に「向こうの世界」に行った人･･･！)」

でも･･･

雨取「知井先輩？」

すると･･･

？「呼んだ？」

振り返ると。

夏目「さっきの先輩！」

『初めまして。』

愛華は当真とともに夏目の指導に。

当真「はい、もうちょい右。」

『もっともっと。』

夏目「えー。右すぎじゃないすか？」

『いーから、いーから。』

当真「そのまま、撃ぇーい。」

バン

夏目「うわ、ど真ん中！マジで!?」

『ね？左に寄りすぎなのよ。』

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