Episode68 Sense ページ18
yb「…それじゃ、知念の救出依頼を出したのも」
in「うん、俺」
hk「一億円支払ったのも」
in「俺」
ベッドに寝っ転がったまま伊野尾は言う
yb「その一億はどこから出てきた?」
in「コツコツ貯めてたんだ〜。
知念があの施設から薮と出たってことを確認出来たからすぐに皆の共有口座に振り込んだんだ」
俺はため息をつく
yb「伊野尾、一番聞きたいことを聞いてもいいか?」
in「俺の合成獣について?」
はっきりと言った伊野尾
群青の瞳はニンマリと笑う
in「なに話したらいいかな〜?
まず、隠してた理由とか?」
yb「全部話せ」
伊野尾はゆっくりと体を起こした
光がその背中を支える
…カーテンはぴくりとも動かない
窓を完全に閉め切っているからだろう
月は、
in「まずはさ…知念救うまで合成獣の存在知ってた?」
yb「俺は仕事関連で変な噂は聞いていた。
ただ、新聞系の記事にはならなかったな」
hk「俺は聞いたことなかった」
やっぱふっかが官僚だからそっちで止められてるんだろうな
in「俺はね、死にかけたんだ。
そこで究極の二択迫られたんだよ?
このまま死ぬか、合成獣として生きるか」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年5月28日 8時