36話 ページ38
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『まぁ!雑炊は食べれるんだから、これから少しずつ食べれるようになりますよ!!』
ニコッと笑ってみせるA。
しかし、その笑顔が偽りだということは何も言わなくてもわかっている事だ。
しかし、そんなAを抱きしめたのは、意外にも
綾部だった。
周りのみんなはそんな行動をとった綾部に目を見開いて驚いた。
抱きしめられたAも、急なことにピクリとも動かなかった。
綾「こんな時まで笑わなくていいよ。」
斉「僕達は毒なんか盛らないんだから、安心してよ」
田「うんうん。これから私たちと沢山の美味しいものを食べようじゃないか!!」
浜「食堂のおばちゃんのご飯も美味しく食べれたらいいな!」
平「一緒にがんばろう!」
4年生のみんなはAを抱きしめた。
Aは鼻の奥がツンとしたのを感じ、上を向いた。
立「泣いていいんだぞ?嬉しい時は共に喜んで、悲しい時は共に泣く。
仲間なのだから。」
するとAは見えない鎖が外れたかのように途端に
大粒の涙が溢れ出てきたのだ。
泣いているAを4年生のみんなは力強く抱きしめていたのだった。
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竹「テングタケの殿様、許せませんね」
七「あぁ!!私達でその殿様を倒しに行こうじゃないか!!」
中「落ち着け…もそ。」
立「そうだぞ、文次郎も留三郎も座れ!」
平「無闇に行ってもダメですよ!!」
田「逆にAに危害が及ぶかもしれないのですから!!」
久「慎重に…か、では、先生方にも話してみます。」
こんなにも愛されていることにAはまだ知らなかった。
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静樹 - 返事、ありがとうございます!白い太陽さんの作品はどれもとても面白いので応援しています!出してくれたら直ぐに見ます!頑張ってください! (2021年8月12日 0時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
白い太陽(プロフ) - 静樹さん» すみませんっ!あまり伸びなかったので消してしまいました<(_ _)>でもこうやって見ていただいていたことが知れて嬉しかったのでいつかまた出そうと思います!内容は少し変わりますが、宜しければ見てくださいね! (2021年8月9日 15時) (レス) id: 00650487f2 (このIDを非表示/違反報告)
静樹 - あの、前あったツイステと忍たまの小説どうなったんですか?続きが気になります! (2021年8月5日 23時) (レス) id: c152cab7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白い太陽 | 作成日時:2019年8月22日 6時