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「…はぁ、やっと解決した……」
あのマッドサイエンティスト、好き勝手が過ぎる。給料減らすか？
小学校の問題が終わったら次は海外に赴くことになってしまい、本日4月14日。
大学に帰ってきたのは実に約1ヶ月ぶりである。
ふと、彼女の顔が頭をよぎった。
「……お返し、すっかり遅れてしまいましたね」
手元で紙袋がガサッと音をたてる。
彼女は人一倍、誰よりも私の授業を熱心に聞き入っていたのは知ってる。最初は「偉い子だなぁ」だなんておじさんの頭でぼんやりと考えていたものだがバレンタインの日。それは変わった。
＿＿＿大好きです。
確かに最初は誰しも疑うものだ。
教授とその生徒。無論年の差がありすぎるためである。
しかし彼女の必死さを目の当たりにしてしまった以上本当にそれだけなのだろうか、と考えがよぎり、恋愛経験の無さを悔やんだことは数知らず。
結局ホワイトデーの一ヶ月後となってしまった以上、遅すぎるお返しとともに彼女の真意でも聞きたかったのだが彼女は自分の授業に来ない。
おかしい、いつも彼女は最後列の席に座っている筈なのに。
「…茶筒さんは、食堂ですよ」
授業終わりにいつも彼女といる友人は丁度食堂の方を指差した。
……今日渡さなくても良いのに、迷わず食堂に向かってしまったようで、三好さんにお礼を言ったかも記憶が定かではない。
彼女は、授業内で必死こいて探していた割には案外早く見つかった。
彼女は食堂で所謂やけ食いをした後なのか、空の食器が立ち並んだテーブルの上に伏せて寝ているのだ。
「……どうやら返事を聞くのはまた今度になりそうですね」
丁度本日はブラックデー。
寝息をたてている彼女の側に袋とカードを置くと賑やかな食堂を後にした。
【Aさんへ
お返しが遅くなってしまい誠に申し訳ありません。
もし宜しければ貴女のお気持ちを受け取りたくここにその意を書かせて頂きました。
誰よりも熱心な授業態度は私の心の励みです。
チョコレート、非常に美味しかったです。
エーミール】
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青年A(プロフ) - 闇ちょこさん» 前作よりありがとうございます！knさんのお話めっちゃしんどいですよね…！私達でなく、全裸待機をされた闇チョコさんもどうか体調にはお気をつけて！ (2021年3月14日 16時) (
レス) id: 83ce93a423 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - あ、あぁぁ…(死)h.tとかk.nのお話ェ…切な……でも好き…((((バレンタインから読ませて頂いておりました！！全裸待機してた甲斐がありました！！(青年Aさんも伊玖さんも)好きです！！！(遺言)お二人とも体調には気をつけて更新頑張って下さい！！応援してます！！！ (2021年3月14日 15時) (レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
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