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夕焼けがさしていた窓は少し暗くなっていた。





『あ…そろそろ帰らないと』


「あ、待って!送ってく」





キッチンにいた浮所くんは
慌ててエプロンを外している。





結局、スマホに挟んだ割引券を使うことはなく
払わなくてもいいと言ってくれた。





まだノートを開いて勉強中の那須くんに
“またね”と手を振り、2人でカフェを出る。





昏暮の沈む夕焼けに背を向けて
横並びでポツポツとゆっくりめに歩きはじめた。





『あのね、浮所くん』


「ん?」


『カフェオレ待ってる時に那須くんと話してた事なんだけど』


「あ!俺に内緒にしたやつ〜」


『浮所くんとは友達なのかって聞かれたの』





私自身意味もわからず、突然出た言葉。





『信用した人にしか教えないカフェに…どうして私を?』





こんな質問、本当なら怖くて聞けない。





でも、優しい浮所くんになら簡単に出てしまう。





「……」





なのに、すぐさま返答する様子が無く
浮所くんへと顔を見あげると





少し眉をひそめて考え込む様子だった。





だけど、私が見ていることに気づくと
パッと笑顔に戻り





「初めてだったんだ…笑」





と、なにか嬉しそうに答えた。





“そうなんだ”とは返したものの、“何が?”なんて聞かずに、





さっきの思い詰めていた顔が忘れられなかった。





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しゅうか(プロフ) - 初めまして。読みながら号泣してしまいました。素敵なお話ありがとうございます! (6月28日 13時) (レス) @page37 id: 81d3bec9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ^_^さん» 大昇どこいった (6月20日 3時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
^_^(プロフ) - サイコーっす那須最高っす (6月20日 2時) (レス) id: 3634040f38 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトチョコ(プロフ) - ぎゃうさん» う、う、嬉しい……( ꒪⌓꒪) (6月16日 22時) (レス) id: 5af4654439 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゃう - 最初から最後まで改めて読んだけど、まじで好き〜あの下駄箱の飛貴の匂いめちゃくちゃ想像できる。美少年浮所飛貴の匂いじゃなくて一般人浮所の匂いがち好きすぎる。あといせちゃんが怒ってお弁当やめてとかハートに気づかない鈍感で恋愛ならしてない感じがいせちゃん (6月16日 16時) (レス) id: 38302e75f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトチョコ | 作成日時:2022年6月10日 0時

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