感謝番外編 ページ1
「というわけで、感謝の番外編！」
「趣向を変えて今回は雑談をするらしいですね」
綱吉とユニは二人で笑いあう。
どこか寂しそうに。
「つーかなんで王子も呼ばれたわけ？」
「ブルーベルも呼ばれたけど何この微妙なメンバー！」
「…うん、分かるよ、なぜこのメンツが呼ばれたのか」
この雑談の場に来た綱吉はすべてを察した。
ここにいるメンバーは、前回の３であまり出てこなかった…いわゆる影にいた人である。
ユニとジルに至っては一回も出ていない。
「なんで王子が出ねぇの、つか医者とかいうモブキャラ出しゃばりすぎ！」
「まぁ落ち着いてください、きっとまだ出番はありますから…」
ジルを宥めるユニ。
どっちが年上だか分らない。
その様子に呆れ気味に笑う綱吉。
彼はふとここに来た理由を思い出し、ポケットから紙を出す。
「にゅにゅ！なにそれー？」
「これは白蘭から預かったやつで、ここに書いてあることをドンドン答えてって、って言われてさ」
カサカサと余つ折りになった紙を開ける。
中には端正な字が並んでいた。
「なんて書いてあんの？」
横からひょっこり覗くジル。
幼少期にたくさんの国の言葉を学んだ彼は、日本語で書いてあるそれを読むのに時間はいらなかった。
「１、ボクの第一印象を語って…だとよ」
「白蘭の第一印象か…」
おそらくこの時点で四人の考えは一致した。
心がひとつになったことだろう。
『とりあえず胡散臭い怪しい人』
…ハモるほどに一致していた。
「もう会った時の笑顔から胡散臭かったな、白蘭様」
「私も第一印象はそんな感じでしたね…」
「あれ、ユニってどこで初めて会ったの？」
「どこだか忘れましたが、あるファミリーに招待されたパーティーで話しかけられました」
あの時の笑顔は怪しい人だった、と語る。
「ブルーベルは？」
「に、にゅう…お、おに……ちゃ……な！なんでもない！普通に怪しい人だった！」
綱吉の質問に何かゴニョゴニョと答えたが、訂正して怪しいと答える。
おに？と首を傾げる３人。
ブルーベルはお兄ちゃんと言いたかったのだろうが、恥ずかしかったのだろう。
「そーゆうお前はどうなんだよ」
「え、俺？そうだなぁ…なんか違和感の塊？」
あー…と納得する声が聞こえる。
綱吉はパーティーで話したとき、超直感で違和感を感じ取った。
張り付けた笑顔の胡散臭さと同時に。
「ま、そういうわけで…次にいこっか。えぇっと…」
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おうまがとおるっ☆ - やっぱりこのお話大好きです！ (2015年11月8日 23時) (
レス) id: bfbfb79a20 (このIDを非表示/違反報告)
がおん(プロフ) - 185話で「ザクロクンは紫の雲の炎が」って書いてあるんですけど……桔梗では？ (2014年4月4日 15時) (レス) id: 3245fb3134 (このIDを非表示/違反報告)
猫丸(プロフ) - 剣姫さん» わーやったー！！ありがとうございます！→http://nanos.jp/gintama4423/ になります！はい、頑張ってください！ (2014年3月15日 12時) (レス) id: e178709f34 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - 猫丸さん» はじめまして、ありがとうございます！相互ですか…？ぜひ喜んで！ﾟ .(・∀・)ﾟ .ﾟﾊﾟｧｧｧ ありがとうございます、更新頑張ります！(*´∀｀) (2014年3月15日 12時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
猫丸(プロフ) - お初です、猫丸と申します！いつもwktkしながら読ませてもらってますぅぅぅうう！サイトのほう、相互希望なんですけど...どうでしょうか？ １話ずつでも、更新楽しみにしてます！ (2014年3月13日 22時) (レス) id: e178709f34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣姫 | 作成日時：2014年1月28日 17時
