５１話 ページ7
パラレルワールドで自分に合うことはできない。
とういか会わないようにしないといけない。
世界崩壊しちゃうからね…
流石にそれは避けたい。
無駄に世界を壊したくないから。
「で…ミルフィオーレ本部に行けばいいかな？」
パラレルのボクの記憶をたどって本部に着く。
顔パスだね、完全に。
幻術とかだったらどうするつもりなんだろう…？
不安だ。
…まぁこの世界のボクなんて知ったことじゃないんだけど。
たまたま目の前に通りかかった部下と思われる人物に声をかける。
…すごいキョドってるけど大丈夫…？
「ねぇ君、ジルクンどこにいるかわかるかい？」
「はっはい！えっと、先ほど温室に入るのを見ました！」
「そっか、ありがと♪」
「いえ！では失礼します」
温室…
さすがジルクン、温室育ちだからかい？
頭の中の記憶を頼りに温室へ向かった。
やっぱ本人に聞くが一番早いよね♪
「ジールクン、いる？」
温室の扉を開け中をのぞく。
なかにはジルクンとその執事であるオルゲルトがいた。
「あ、白蘭様！？」
「やぁ♪」
「こんなところに何の御用で？」
「ジルクンに話があって」
周りには蝙蝠と花弁が舞っていた。
外からの光でジルクンの金髪が輝いていて、なんだか綺麗だった。
そして彼の顔には子供らしさがあって…
なぜだか申し訳なくなった。
「ふと思ったんだけど、君とのなれ初めってなんだったっけ？」
「？白蘭様が俺を森で見つけてくださったことじゃないですか」
「あー…どこの森だったかな〜って」
「地図には載ってないみたいですが…イギリスの首都のはずれにある森です」
「あぁ〜そこだ！ありがと♪」
案外すんなり引き出せた。
「突然どうかしたんですか？」
「いや〜…ちょっとみんなの出会いを思い出してたら気になったからさ」
じゃ、ありがとね〜とその場を去る。
…あの子、かっ消されちゃうんだ。
悲しいなぁ…
あんなに純粋そうな子なのに。
ボクはまた外に出て目をつむる。
そしてさきほどのように白い光に包まれ、元の世界へと戻った。
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夜琉(プロフ) - ベルとジル流石歌後になってますよ！ (2014年11月24日 21時) (
レス) id: c02cdeb624 (このIDを非表示/違反報告)
鎖龍 - 剣姫さん» なんならタメでいいですよ♪敬語は堅苦しいので!! (2013年12月30日 9時) (レス) id: fa944c6544 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - 鎖龍さん» 正ちゃんは本当は怒るのは嫌なので冷めるのは早いですねwありがとうございます、頑張ります！ (2013年12月26日 11時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - MiAさん» この世界の正ちゃんは騙されやすそうで騙される子だと思ってますのでw (2013年12月26日 11時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
鎖龍 - 剣姫さん» 正一君、怒りの沸点が低くても(多分低くないけど）冷めるのは早い…？面白かったですｗ更新頑張ってください♪ (2013年12月25日 10時) (レス) id: fa944c6544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣姫 | 作成日時：2013年11月28日 10時
