８７話 ページ46
正一side
ここに僕はとある確認をするために来た。
白蘭さんのPCから盗んだデータ。
あれがどうしてもひっかかったんだ。
最初はただのゲームかと思ったけど…よく調べてみたらそうじゃなかった。
例えば、
ゲームの中のアイテムかと思ったらそんなんじゃなかった。
実在するなんて最初は思いもしなかったよ。
この３種類の、７つのリングとおしゃぶりを集めると世界が手に入る、なんておとぎ話みたいじゃないか。
どこぞのパクリ漫画だって。
でも…そうじゃない。
あの人はすでに１種類コンプリートしているんだ。
しかもおしゃぶりの持ち主と接触して手中にまで納めてしまった。
そうしたら今度は綱吉くん…もといボンゴレにしつこく通ってるし。
あの人は…きっと本当にあの計画を実行する気なんだ。
「…その前に一つ聞いていい？」
綱吉くんはまっすぐ僕を見つめて疑問をぶつける。
「彼…いや、あの人は一体…何者なの？」
「……」
…ボンゴレの超直感、か。
言い直したってことは幻術には気づいているのかな？
何者かなんて一番僕が知りたいよ…
「超直感かい？」
思わず出た苦笑いで聞くとあっちは少し微笑んだ。
「…初めて会ったとき、あの人に違和感を感じたんだ」
「違和感…？」
「うん、他の人とは違う、もやもやした感じで言い表せないんだけど…」
他人とは違う何か、か…
僕もそれは薄々感じていた。
あの人は僕らとは何か違う。
僕が知らないことはいっぱいあるのに僕のことをたくさん知ってる。
それから…これから先、どうするか全部決まっているようにみえるんだ。
「これから進もうとする道も…全部、決まってるように見える」
「！」
「正一くんもそう見えたんだね」
にっこり笑いかける。
どうやら彼と同じように見えていたみたいだ。
「…はぁ…読心術、か」
「ごめんごめん、悪気はなかったんだ」
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夜琉(プロフ) - ベルとジル流石歌後になってますよ！ (2014年11月24日 21時) (
レス) id: c02cdeb624 (このIDを非表示/違反報告)
鎖龍 - 剣姫さん» なんならタメでいいですよ♪敬語は堅苦しいので!! (2013年12月30日 9時) (レス) id: fa944c6544 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - 鎖龍さん» 正ちゃんは本当は怒るのは嫌なので冷めるのは早いですねwありがとうございます、頑張ります！ (2013年12月26日 11時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - MiAさん» この世界の正ちゃんは騙されやすそうで騙される子だと思ってますのでw (2013年12月26日 11時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
鎖龍 - 剣姫さん» 正一君、怒りの沸点が低くても(多分低くないけど）冷めるのは早い…？面白かったですｗ更新頑張ってください♪ (2013年12月25日 10時) (レス) id: fa944c6544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣姫 | 作成日時：2013年11月28日 10時
