７０話 ページ26
「いえ、大丈夫ですよ…白蘭様のお部屋にいてはきっとお邪魔でしょうけど…」
「そんなことないよ、むしろ近くにいてくれた方が安心するし」
「そうですか？」
まだ一般人の彼にはマフィアらしい仕事はさせたり見せたりできない。
だからこの部屋にいてもらった方がボク的には安心なんだよね。
「いつか要員がそろったら君たちが過ごすための場所は作るから…」
「いえ…それもなんだか申し訳ないですね…」
「いいの！あんまり外に出させてあげられないし」
彼が外にあまり出てはいけないことには何も文句は言わない。
しかもなぜ、と思っているに違いないのに疑問を訊ねては来なかった。
「…そういえば白蘭様は普段、そういうお仕事をされているのですか？」
昨日は一日外に出ていられたので外交とかですか？と質問してきた。
うっわぁ〜…適当な質問なんだけど、ボクにとってかなり鋭い質問。
何って…潰しとか殺しとかしてるなんて言えないし…
表向きはいろんな会社を経営するところだから…
「そうだな、いろんな会社の資金を決めたりたりいろんな要請をまとめたり…店に見学に行ったりとかかな♪」
…うん、あながち間違ってはいないよ。
だっていろんな会社(ファミリー支部)の資金(奪ったのも含め)を確認して回す資金を確認したり、要請(負傷者で足りなくなった人員の要請)を受け入れたりしてるしね！
昨日は経営してる病院にもいったし。
間違ってはない。
「そうですか…白蘭様、忙しそうですね」
「ははっ、まぁね〜」
尊敬のまなざしを向けられるとちょっと心が痛い。
…いつ、彼に本当の仕事を教えようか…
…いずれ時が来たら、じゃ遅いかな？
あんまり一般人だった彼をマフィアにかかわらせるのはやはり抵抗がある。
迷ってちゃいけないのになぁ…
「白蘭様？」
どうやらぼうっとしていたらしい。
桔梗クンに話しかけられて我に返る。
「あぁ、ごめんごめん…ちょっと考え事を」
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夜琉(プロフ) - ベルとジル流石歌後になってますよ！ (2014年11月24日 21時) (
レス) id: c02cdeb624 (このIDを非表示/違反報告)
鎖龍 - 剣姫さん» なんならタメでいいですよ♪敬語は堅苦しいので!! (2013年12月30日 9時) (レス) id: fa944c6544 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - 鎖龍さん» 正ちゃんは本当は怒るのは嫌なので冷めるのは早いですねwありがとうございます、頑張ります！ (2013年12月26日 11時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - MiAさん» この世界の正ちゃんは騙されやすそうで騙される子だと思ってますのでw (2013年12月26日 11時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
鎖龍 - 剣姫さん» 正一君、怒りの沸点が低くても(多分低くないけど）冷めるのは早い…？面白かったですｗ更新頑張ってください♪ (2013年12月25日 10時) (レス) id: fa944c6544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣姫 | 作成日時：2013年11月28日 10時
