４７話 ページ2
まったく…なんてデリカシーのない…っ！
マシマロを食べ終えてデスクに座る。
「…ったくもう…」
あわてる正チャンを見れると思ったのに…
あんなふうにされるとは思わなかった。
いやまぁ確かに男として接してきたから女とは思えないかもしれないけど！
「はぁ…あ」
そうだ。
ボクが留守にしてる間…漁ったかな？
目の前に一見外出する前と同じように見えるけど、若干マウスの位置がずれている。
「…予想を見事に裏切らないよね」
苦笑いをしてＰＣを開く。
そして予想通り、ファイルを開いた形跡があった。
このファイルだけ特別にプログラムを張ってあったのだ。
もちろん彼に気付かれないようにね。
開いた跡がわかるように、データ消去してもここに残るようにしていたのだ。
見たところ、コピーして部屋でゆっくり見ようとしてるんだろう。
「どこまでも予想通り過ぎて怖いな…」
きっと部屋に帰ってこれを見たとき、プログラムの存在に気付いて悶絶するんだろうなぁ。
考えたらちょっと笑えた。
ちなみにデータの中身は…本当のことと実行しないこと、つまり嘘の入り混じったデータ。
彼はどう捉えるんだろう？
気になって仕方がない。
そのままとらえて原作通り行けばいいけど…
『白蘭様？』
そんなことを考えていると、扉の外から声が聞こえた。
「ん〜…その声は幻チャンかい？」
『はい、少々お話がありまして』
「入って」
『ありがとうございます』
ウィーンと扉があいて幻チャンが入ってきた。
「失礼します」
「やぁ♪話ってどうしたの？」
「少々…思うことがありまして」
真面目な顔…いやいつもこんな顔なんだけど…で話してきた。
一体何を話すんだろう？
長くなりそうだな〜…
そう思って幻チャンに座るように促す。
「まぁとりあえず座りなよ」
「いえ、恐れ多い！」
「いやいいから」
「しかし」
「座って」
「…はい」
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夜琉(プロフ) - ベルとジル流石歌後になってますよ！ (2014年11月24日 21時) (
レス) id: c02cdeb624 (このIDを非表示/違反報告)
鎖龍 - 剣姫さん» なんならタメでいいですよ♪敬語は堅苦しいので!! (2013年12月30日 9時) (レス) id: fa944c6544 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - 鎖龍さん» 正ちゃんは本当は怒るのは嫌なので冷めるのは早いですねwありがとうございます、頑張ります！ (2013年12月26日 11時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - MiAさん» この世界の正ちゃんは騙されやすそうで騙される子だと思ってますのでw (2013年12月26日 11時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
鎖龍 - 剣姫さん» 正一君、怒りの沸点が低くても(多分低くないけど）冷めるのは早い…？面白かったですｗ更新頑張ってください♪ (2013年12月25日 10時) (レス) id: fa944c6544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣姫 | 作成日時：2013年11月28日 10時
