２．アドルフ・プリンス ページ2
.
《ｷｨｨ…》
《ｺﾞ-ﾝ ｺﾞ-ﾝ ｺﾞ-ﾝ…》
ﾛﾝ「もうそんな時間！？」
ﾊｰ「ちょっと話しすぎちゃったわね…」
ﾊﾘ「間に合って良かった…」
ちょっと話しすぎたせいか、ドアを開けた瞬間にベルが鳴ってしまった。
他の生徒はベルが鳴るのと同期に喋るのをやめ、ルーピン先生が来るのを静かに待ち始める。
今日、この教室に椅子と机は置いていない。
だから、じっと待っているのは、正直言って辛い。
ハリー達一行も他の生徒と同じように立って待っていると、すぐにルーピン先生が奥の部屋から出てきた。
ﾙｰ「おまたせ。」
「それじゃあ始めようか。」
他の生徒も噂を知っているせいか、ルーピン先生が来た途端にザワザワと話し始めた。
一瞬は静かになったのに…と、ハーマイオニーは呆れたような表情を浮かべる。
ルーピン先生は、生徒が思っていることを察したのか、授業を始める前に、と1つ話を始めた。
ﾙｰ「そうザワザワしないで。」
「大丈夫、噂の先生はすぐに来るよ。」
ルーピン先生がそう話を始めた時、噂に興味を示していたハーマイオニーはすぐに手を挙げ、質問を投げかけた。
ﾊｰ「ルーピン先生」
「新しい先生の名前を教えてください」
ﾙｰ「そっか、気になるよね。」
「アドルフ・プリンス先生だよ。」
「スネイプ先生の助手を兼ねてるから、ちょっと遅れるらしいけど。」
「まぁプリンス先生の話は本人が来たらにしよう。」
「今日習うのはー…」
そう言って授業に入ろうとした時。
勢いよくDADA室のドアが開いた。
どこかで聞いたようなドアの音と、
どこかで感じた、背筋が冷える感覚。
ﾌﾟ「…遅れてごめんね。」
「少しだけ、セブの手伝いをしていたんだ。」
プリンス先生と思わしき人物は、一言謝ってから生徒の前に回った。
その口調は少しゆっくりで、"セブ"と同じような怪しさがある。
ﾙｰ「大丈夫、ちょうど今から授業に入ろうとしていたところだから。」
ﾌﾟ「そう、なら良かった。」
ﾙｰ「3年生の授業に入るのは初めてだろう？」
「軽く自己紹介をしてくれないかな？」
ﾌﾟ「そうだったね、じゃあ自己紹介をしよう」
「アドルフ・プリンスだ。」
「簡単に僕を説明するなら、そうだな…」
「…君たちもよく知る、セブルス・スネイプ先生のいとこだ。」
「DADAと魔法薬学が担当教科。」
「よろしくね。」
.
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←１．噂
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホワイトあんこ | 作成日時：2021年1月16日 14時
