The Wizard of Cousin (ページ1)

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１．噂ページ1

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気候も秋らしくなった、11月上旬。

ハリー達一行は、いつものように授業に出ていた。

次の3時間目の授業は、DADA。
ルーピン先生の授業だ。

どうやら噂では、新しい先生が授業に入るとか入らないとか。

ルーピン先生と新しい先生の2人がかりで、より実践的な授業に力を入れるとか、そうじゃないとか。

ﾊﾘ「ねえ、聞いた？」

ﾛﾝ「何を？」

ﾊﾘ「その、…新しい先生の噂」

ﾛﾝ「あぁ聞いたさ。」
「誰がそんな噂流したんだ？」

ﾊｰ「もう噂なんかじゃないわ」
「昨日、別の学年の授業に、その新しい先生がいたのよ。」

ﾊﾘ「そうなの？」

ﾛﾝ「ハーマイオニーは誰から聞いたんだよ」

ﾊｰ「この間DADA室の前を通ったら、見覚えのない先生とルーピン先生が一緒に部屋から出てきたわ。」

「周りには5年生がたくさん居たから、5年生の授業に入ってたとしか考えられないのよ」

一行はDADA室まで足を進めながら新しい先生の噂について話し、ただずっと歩く。

名前こそわからないが、ハーマイオニーの話を聞いている限りでは、新しい先生の噂はほとんど本当のことらしい。

ハーマイオニーによると、

・ルーピン先生は新しい先生のことを「プリンス先生」と呼んでいた。
・見た目に見覚えがあり、どことなくスネイプ先生と似ていたような気がする。
・若い。
・この時期に新しい先生が入ることは珍しいから、何か事情があるのかもしれない。

ということだ。

噂には「裏を持った怖い先生が来る」と流れているが、そのことについて話し出すと、ずっと話していられるくらい不思議だった。

そんなこんなで新しい先生の尽きない話題について話していると、DADA室にはすぐに着いた。

一行は他の生徒と一緒に部屋に入る。