21日目 ページ22
Aside
ガシッ
気づいたら男の子は既に部屋の中で、なぜかわたしの方が助けられるかたちで資料室に引っ張り込まれた。
『し、死ぬかと思った』
shp「わいは先輩といっしょならいいですけど」
一瞬おかしなことを言われた気もするけど、緊張状態から解放されて脱力してしまっていたわたしはツッコむこともできず、男の子に抱えられるまま仰向けに寝そべった。
『ごめん重いよね、どく』shp「嫌です」
お腹に回されていた腕に力が入り、ぐりっと肩に顔を押し付けられる。
さすがにさっきの今で突き放すこともできず、落ち着くまでは好きなようにさせようかと体を預けていると、彼の手がおかしな動きをし始めた
『…コラ』
shp「チッ バレたか」
おいおいなかなか図太い子だな。
『ねえ、キミ、…大丈夫？』
shp「えー この状態で人の心配ですか。ようそんなんで今まで襲われませんでしたね。」
いや、キミが言うな案件だそれ という気持ちで今もさわさわと動かすことを辞めない手をぺちんと叩く。
あっそういえば、さっき気になることを言われたんだった。
これ以上好きにはさせまいと、彼の両手を自分の手で握ることで固定し
『あのさ、なんでわたしが先輩だってわかったの？』
彼の顔を見ようと振り向いた。
shp「あ、大先生に聞いてたんで」
わー、やっとしっかり顔を見れた。イケメンだ。そして何を当たり前のことをという顔でしれっと告げられた。
大先生…？わたしにそんな知り合い居たっけ…？
疑問符を浮かべるわたしの表情を見て察したのか、ああ と思い出したように男の子は続けた。
shp「鬱くん っス」
『へ』
shp「鬱島大。俺らの中では大先生で通ってたんで、忘れてましたわ」
いやいやいやいや、キミ、今なんと言った
shp「はは、変な顔」
フリーズしてしまったわたしの額に彼の額がコツンとぶつかる。
shp「A先輩が盛大に振った、鬱くんっスね」
shp「俺、大先生と同じ大学の、後輩なんで」
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白瀬(プロフ) - 桜の穂さん» 桜の穂さん、ありがとうございます...！ 好き頂けて、めちゃくちゃ喜んでます(〃 〃) 早速1話更新しましたのでよろしければ...！ (2022年5月23日 22時) (
レス) id: da9c815ad3 (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - めちゃくちゃ好きです…更新待ってます!! (2022年5月23日 21時) (レス) @page7 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - KAZMAKing4さん» コメントありがとうございます！ 性癖ぶっ刺さりめちゃくちゃ嬉しいです〜！宜しければこれからも楽しんでいってください！ 見つけて頂けたことに感謝です⸝⸝- ̫ -⸝⸝ (2022年5月23日 21時) (レス) id: da9c815ad3 (このIDを非表示/違反報告)
KAZMAKing4(プロフ) - 性癖にぶっ刺さりました!もう神ですね！(♡ω♡ ) ~♪ありがとうございます! (2022年5月23日 16時) (レス) @page6 id: 13832e5962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白瀬 | 作成日時：2022年5月22日 21時
