99話 ページ4
えーと...取り敢えず自由にしていいらしいので、とにかくロビーの中から出よう。
ロビー中にあるあのドアが開いて、カメラマンが驚きすぎてカメラを落としかけるのが見えた。
ゲストなんで仕方ないよね。許して。てかそんな驚くこと...だろうなこんな大会にでるはずねぇもんな
カメラマンを横目に見ながら外に出て、取り敢えず立ち止まる。
『...誰も居なさすぎはしないか。チッ、まぁいい』
心細すぎて草やわうん。てか中身ほぼおばさんがこれ言うてきもいなぁ(今頃)
特にやることがないので本を買いに行くことにした。多分あっちも察してるはず。理由?なんかブロウが言ってた。思わずガチトーンで『キモ』て言ってしもうた。
...今思うと毒舌無表情&笑い上戸ポーカーフェイスに挟まれてるプリンツまぁまぁすげえな...
あ、本屋ついた。
本屋で適当になにかいい本がないかを探し回っていると、誰かが話しかけてくる。てか二択だけど。
プリンツ「え、えーっとぉ......
な、なにか探してるんですか?」
私はくるっと振り返る。
『...バイトをしようと思ったがどこかの誰かのせいでこうなっている。』
そう言うと、プリンツは焦ったように口に人差し指をつけて「し、しーっ!!」と言ってきた。可愛過ぎんか(財布取り出し)
プリンツ「あ、あの...好きなジャンルとかありますか?」
『俺が教える義理は何一つない。』
プリンツ「酷い!」
ごめんね後で自分ぶん殴っておくから許して
ブロウ「ホラー系ミステリーとか好きじゃない?」
本棚と本棚の間にある通路からにゅっと顔を出してきたブロウにプリンツが「わっ!」と驚いた。
私?私は相変わらずの真顔だけど何か???この表情筋はニートなんだよォ!!!
ていうか私の好きなジャンル当てたんだけど。こっわブロウ
ブロウ「...反応的に、当たってたみたいだね」
プリンツ「えっ?えっ??;」
あっだめだプリンツが挙動不審になってる
『ふん。ホラーは予想していないことが起きたときなどの対処法として見ている。
ミステリーはどんな状況でも打開策を見つけるために必要な知識を補うだけだ。』
まぁ本当はただ単に好きなだけなんだけどね。ホラーはいいぞ。幽霊に襲われて悲鳴あげるパワハラ上司...ヒヒッ←
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maichametamtam(プロフ) - スプラ3のサイドオーダーがコロイカに出たらアルバ君が洗脳されたみたいな感じで出て欲しいです! (2月24日 17時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
あんもロイド#エンペラー推し - 最高だ…好き… (1月10日 10時) (レス) @page30 id: 2591457723 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくBBQ(プロフ) - ありがたい‼️ありがたすぎます!! (1月1日 21時) (レス) id: 21bd74ae13 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 116話目っ!!!飢えているところに供給するなんて、、ありがたい、、!早速読みます!! (12月29日 22時) (レス) id: 8a6bf7d82f (このIDを非表示/違反報告)
るい - すっごく久しぶりに見にきたら更新されていたっ!!!好きです…!!! (12月27日 23時) (レス) @page29 id: 8a6bf7d82f (このIDを非表示/違反報告)
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