69話 ページ24
しばらくして、プリンツはなんとか復活することができた。
『ご苦労だったな』
私は疲れ果てて座り込んでいる3人と、その3人に囲まれたプリンツを見ながら他人事のように言う
エギングJr「お前がやったんだろ...;」
『知らん』
そう言って私はお茶を飲む。うん。美味しい。
そう思っていると、プリンツが作ったと言っていたあのクッキーが目にはいる
...そういや、クッキー食べてなかったような...
エンペーサー「...あぁ、そういえば...好きなんだったな、甘いものは」
プリンツ「えっ、そうなの?」
エギングJr「多分そうじゃなかったか?」
エギングJrがそう答えると、プリンツとエンペラーは意外そうな顔を私に向ける
『...黙れ』
エンペラー「何も言っていないが?」
『顔がうるさい』
エギングJr「理不尽だなぁ;」
そう言ったエギングJrに対して「ふん」と呟くと、クッキーを1つつまんで口に運ぶ。
プリンツはその様子を少し緊張しながら見守っている。
...あ、美味しい
口に含み、私は思わず少しだけ微笑む。
すると、みるみるうちにエンペラーチームの顔は赤くなっていく。
...あ。座り込んでるから下から顔見えちゃうのか...;
プリンツはゆでダコのように赤くなり、エギングJrはプリンツのようになる一歩手前。
エンペラーとエンペーサーは少し顔を赤くする程度で収まった。
おお、さすが国宝級の顔面。普通に顔を見せるだけなら赤くできなかったエンペラーを微笑み1つで赤くさせるとは...
『...まぁ、及第点だ』
私は次のクッキーに手を動かしながら呟く
及第点っていうか、合格ライン余裕でこえてるけどね!
いや、これはお茶に合うわー。うんうん
私は周りに少しだけ花を散らせながらお茶を飲む。
プリンツ「がわ...っ」
プリンツは謎の声を響かせると、そのまま床にぶっ倒れる。
...やべ、トドメ刺した?
...めんご;
あと、花を散らすと私は可愛くなるらしい。まぁ...顔面国宝から花が出てたらねぇ。うん
『なんだ。病気か』
エンペーサー「...まぁ...」
エギングJr「...病気ではあるだろうな...;」
まぁねぇ。私もその病気なんとなく分かってるけど
さて。次は...プリンツ、かなぁ?
ま、知らんけど
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ロア - 100にした達成感!! (2022年9月9日 23時) (レス) @page31 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、同士ですね★私はどうだったかなぁ...忘れましたすみません; (2021年10月5日 18時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
我、マルミサンなり - ナワバリで0.1%差になった事あるんですよ!まだその頃ランク10…wギリッギリでした…w (2021年10月5日 17時) (レス) @page50 id: 13d10a3301 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - スピカさん» 実は作者それ体験したことあるんですよwギリ勝ちしました。体験談入れたんですよねぇ。因みにスクショしました★(消してるかもしれない) (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 我、マルミサンなりさん» あ、私もなんか覚えてます。後でちょっと確認してきます!あと、名前に関しては大丈夫ですよ!! (2021年10月4日 17時) (レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
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